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アルコール度数77度の蒸留酒が酒造会社から登場 メーカー「消毒目的の品ではないが一般的な消毒液と同等の濃度」
「消毒に使うなよ、絶対に使うなよ」といった、ダチョウ倶楽部みを感じる。
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高濃度のスピリッツ「アルコール77」が、4月10日に希望小売価格1200円で発売されます。アルコール度数はその名の通り77度。消毒や除菌を目的に製造された製品ではありませんが、一般的な消毒用アルコールと同等のアルコール分を含んでいます……つまり?
メーカーは高知県の菊水酒造。同社の代表取締役社長は発表に際し、2018年7月の豪雨で甚大な被害を受けたときに各方面から受けた支援に感謝の言葉を述べつつ、その恩返しとして「当社の有する製造設備等を活用して、みなさまのお役に立てる製品を提供する」と述べています。
新型コロナウイルスの影響により、消毒用アルコールが不足している状況でのこの発表。ネットではダチョウ倶楽部のように「消毒に使うなよ使うなよ」とつぶやいたり、「空のスプレーボトルも同時購入したくなる不思議なお酒」ととぼけたり、メーカーの意図を推し量るような声がみられます。
なお、近ごろ酒造業界では高濃度アルコールの発表が相次いでおり、茨城県の明利酒類は「メイリの65%」を販売中。富山県の若鶴酒造も「砺波野スピリッツ77」を4月13日に発売予定、笹の川酒造も「スピリッツ75」の出荷を進めています。いずれも消毒目的の商品ではありませんが、「酒造会社が社会のためにできることを考えての開発」と説明されています。なお、厚生労働省からは逼迫した需給状況の改善のため、手指消毒用エタノール以外の高濃度エタノール製品の取り扱いについて臨時的・特例的な対応を周知しています。
価格は全て税別
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