ディズニーパークスの公式ブログで、チュロス、フレンチトーストに続き「ベニエ」のレシピが公開されました。日本ではあまり聞き覚えのない名前ですが、カリフォルニアにあるディズニーランド・リゾートの定番メニューなんです。実際に作ってみました。
ベニエって?
今回紹介された「ベニエ」は、アメリカ・カリフォルニアにあるウォルト・ディズニーが唯一自身で手がけたパーク、ディズニーランド・リゾートの「ミントジュレップ・バー」や、フロリダのディズニーワールドの直営ホテル「ディズニー・ポートオーリンズ・リゾート」レストランで販売されています。揚げパンのような外はカリっと、中はもっちりな食べ歩きフードです。
ウォルト・ディズニーが愛飲していた「ミントジュレップ」とともに楽しめることでもファンに親しまれています。セットで食べるとまさに“ディズニー通”! 現地では人気のスイーツで、2017年にはナイトショー「ファンタズミック!」のアップデート記念に、ブルーの星の散りばめられたトッピングバージョンが販売されました。
また、ベニエはニューオーリンズを舞台にしたディズニーアニメーション映画「プリンセスと魔法のキス」の主人公・ティアナが得意な料理! 幼なじみのシャーロットが王子様を虜にさせるためにティアナに500個作るよう頼んだのがベニエです。
今回ブログでベニエのレシピを紹介したアレックス・ダンラップさん(ディズニー社フード&ビバレッジコミュニケーションコーディネーター)も「『プリンセスと魔法のキス』を見ながら食べるのに最適なスナックです。必要なのはレシピと、山盛りの粉砂糖と、ミッキーへの愛情です」とコメントしています。海外ディズニーの雰囲気、ディズニーアニメーションの世界が楽しめるレシピとなっています。
実際に作ってみた
ティータイムのおやつに筆者も早速作ってみました。初めにイーストをぬるま湯で溶かすのが少し手間ですが、イーストを起こすのに必要な作業なので怠らずに頑張りましょう!
粉を混ぜる時は木べらがおすすめです。ある程度木べらで混ぜたら、最後は手で根気よく混ぜていくと10分程度でまとまります。ホームベーカリーやパンこね機を持っている人は機械に頼ると楽ちんです。
生地を30分休ませたあと、伸ばして型どり。今回は四角にカットしましたが、ミッキーの型などがあればキャラクター型にくりぬくのもよさそうです。カットしたらさらに1時間〜1時間半濡れぶきんをかけて発酵させます。発酵後はほんの一回り大きくなる程度で、本当に膨らむのか不安になりますが、油に投入するともこもこと膨らむので大丈夫。甘さ控え目の生地なので、たっぷりと粉砂糖とかけて、お好みでハチミツやチョコレートシロップをかけてもおいしくいただけます。
レシピの4分の1の分量で鶏卵大のベニエが25個できました。カットのサイズや量は食べる人数で調整してみてください。日本ではあまり馴染みのないメニューですが、サーターアンダギーより軽く、あげぱんより食べ応えのある感じです。揚げたてのサクッと感と、中のもっちり感がたまらないです。GWはおうちディズニーで#DisneyMagicMomentsを楽しみましょう。Have a Magical Day!
材料(1カップ=235cc)
- ドライイースト 小さじ1/2
- 約40℃のお湯 1/4 カップ
- 砂糖 1/4カップ
- ショートニング 大さじ2(マーガリンやバターで代用可)
- 塩 小さじ1/2
- 生クリーム 1/2カップ
- 卵 1個
- 強力粉 4カップ
- 熱湯 1/2カップ
- サラダ油 適量
- 粉砂糖 適量
作り方
- 小さなボウルに約40度のお湯を入れ、中でドライイーストを溶かし、5分放置します。
- 大きなボウルに砂糖、ショートニング、塩、生クリーム、卵、強力粉、熱湯、溶かしたイーストをかき混ぜます。パンこね機のミキサーを使用する場合は中速で、アタッチメントはパン生地用のフックタイプを用います。なめらかにひとまとまりになったらボウルにラップをして30分休ませます。
- 生地を約6ミリの厚さに伸ばし、カットしていきます。ミッキーマウス型や約7センチ大の正方形にカットします(写真は間違えたので4センチ程度と小さめです)。濡れふきんで覆い、温かく風のない場所にて1時間〜1時間半置きます(オーブンの発酵機能、熱すぎないこたつの中、お湯を入れたマグカップを隅に置いた蓋つきスチロール箱などがおすすめ)。生地の高さが2倍になったら次にうつります。
- サラダ油を180度に熱し、生地を揚げていきます。キツネ色になるまで約2〜3分揚げます。片面に色がついたらひっくり返し、揚がったらペーパータオルの上で油を切ります。
- 温かいベニエに粉砂糖をふりかけて完成です。
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