「パワポで作った」 離れると意味が分かる岐阜新聞の「Stay Home」広告が話題、制作したのはデザイン経験のない営業社員
5月6日の岐阜新聞に掲載されたソーシャルディスタンスを呼びかける広告。
5月6日の岐阜新聞に掲載された「Stay Home」を呼びかける広告が話題を呼んでいます。一見すると不思議なイラストが並んでいるだけに見えますが、離して見ると意味が分かるというもの。
このイラストは岐阜新聞上で5月1日から5月6日まで行われていた企画「STAYHOME with newspaper」の最終日に掲載されたもの。この企画はお家時間を楽しく過ごしてもらうことを目的としており、5月6日までにもクロスワードパズルや塗り絵などを掲載。話題となった5月6日の広告は、水玉模様を描いたようなイラストが11個並んでおり、一見すると意味が分からないものですが、紙面の指示通り2メートル以上離れて見ると「離れていても心はひとつ」という文字が浮かびあがるようになっています。
この広告を作ったのは岐阜新聞社営業部の蜂谷さん。ご本人に話を聞いたところ、蜂谷さんはもともとデザインの勉強をしていたわけではなく、この広告も「パワーポイントで黒い四角形を切り抜いていって作った」と語るなど、意外にも簡単に作られたものだったそうです。なお、この広告には「自粛期間中も家の中で楽しんでほしい」という狙いの他、「読者を物理的に動かしてみたい」という思いもあったんだとか。
この広告はTwitterを中心に広く拡散。多いものでは12万回以上リツイートされ、今も称賛する声が上がり続けています。この反響について広告を作った蜂谷さんは、「普段は発行部数以上の人から反応が来ることはないが、この広告で新聞を読んでない層からも反響が寄せられたので良かった」と喜びを語りました。
画像提供:岐阜新聞社
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