「本能 椎名林檎著」「無罪モラトリアム 椎名林檎著」など、椎名林檎さんの名曲を“岩波文庫”(岩波書店)風の表紙に仕上げるアイデアが「全巻揃えたい」「どこで注文できますか?」と注目を集めています。これは確かに欲しい。
このアイデアを投稿したのは、むらかみた(@mitten0730)さん。「文学的な歌詞が特徴の椎名林檎さんの音楽ですが岩波文庫にしてみたら案の定違和感無かった」とツイートしたところ、8000件以上の“いいね”を集めました。
投稿された画像には「長く短い祭り/神様、仏様」「丸の内サディスティック」「幸福論(悦楽編)」といった椎名林檎さんのシングル曲の他に「無罪モラトリアム」といったアルバム、「群青日和」「能動的三分間」といった東京事変の楽曲をモチーフにした本のカバーが写っており、ジャケット画像や歌詞などがセンス良くデザインされています。
また帯には「青一九九九 - 一〇」といったかたちで楽曲の発売月が記されているほか、『陰翳礼讃』(谷崎潤一郎)、『雪国』(川端康成)など、椎名林檎さんや東京事変の楽曲・ツアーなどのモチーフになった小説が並ぶなど、ファンなら「あ!」と気付かされるこだわりが見えるのもうれしいポイント。
ねとらぼ編集部がむらかみたさんにお話を伺ったところ、今回の作品については「椎名林檎さんの曲のタイトルで『罪と罰』『公然の秘密』『浪漫と算盤』などの名著のオマージュされているものがあるので、それが岩波文庫のアイデアにつながった」とのこと。
さまざまなな楽曲の中から「本能」などの作品を選んだのは、「『岩波文庫にありそう』『あったら読みたい」』を基準にした」とのことで、制作はillustratorを使って5時間程度で仕上げたといいます。
Twitter上では早速むらかみたさんの次回作を望む声が上がっています。
画像提供:むらかみた(@mitten0730)さん
(Kikka)
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