一つのことを極めている人に憧れながらも、あれもこれもやってみたくて、なかなか一つを極めるには至らない悩みを描いたエッセイ漫画「多趣味で不器用な僕の話。」が「完全に自分」「めちゃくちゃわかる」と共感を呼んでいます。
やりたいことが山ほどあるのにやらなくちゃいけないこともあり、時間が足りないという作者のゆうなゆ(@Yunayu_nemui)さん。
使える時間内に全ての趣味をこなせるほど要領はよくないし、おまけに気分屋で飽き性。それでも全部好きで全部大切だから全部やろうとすると、一応できるけど胸を張れるほどではない……つまり、どれもこれも中途半端になってしまうのだといいます。
音楽、絵、勉強、ゲーム……それぞれの趣味について「もっとうまくなりたい」「誰かの心に響くものを創りたい」「もっと練習しないと」という焦りを抱えつつも、多趣味であるがゆえにどれも満足にできない。結果、ゆうなゆさんは自分には一つのことを極めるのには向いていなかったと悟ります。
そうした状況に、一度は気持ちが沈み込んでしまったように見えましたが、逆に一つに絞るのは諦めて、もどかしくてもゆっくり少しずつ頑張っていこうと考えることにします。すると、再びモチベーションが湧いてきて、趣味と向き合うことができるようになったのでした。
ちなみに、一つに絞るのを諦めたというのは建前で、実はメラメラした向上心は秘めたまま。それでもまずはコツコツと、目の前のことに向き合おうとする姿勢がまぶしいですね。自分のペースで進んでいくしかない、それでいいんだと思わせてくれる漫画です。
作品を読んだ読者からは「めちゃめちゃくちゃ分かります」「趣味をガチでやってる人には勝てない。でも楽しいから続けている趣味は山ほどある」「今は中途半端でいいと思うぞ。まず経験することが大事だから」など、共感したという声や、自らの体験談を寄せる人など大勢から感想が集まっています。
画像提供:ゆうなゆ(@Yunayu_nemui)さん
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