娘の大切なぬいぐるみを落としてしまい、謝ったときの反応にハッとさせられた。そんな体験を描いた漫画が大切なことに気付かせてくれます。
作者の眠井アヒル(@sleepingahiru)さんが、お出かけ前でバタバタしていたときのこと。急いでいたあまり、娘さんから渡された大切なうさぎのぬいぐるみを落としてしまいます。「ごめんごめん!」とぬいぐるみを拾って出かけようとしますが、娘さんはその場から動きません。
じっと見つめる娘さんの目を見て、眠井さんは自分が間違っていたと気づきます。あらためて「うさぎさん落としてごめん」と頭を下げると、娘さんは何事もなかったように歩き出しました。娘さんにとって、うさぎのぬいぐるみは大切なもの。軽く扱われていいものではなかったのですね。その思いを感じた眠井さんにとって、ずっと忘れられない出来事になったそうです。
子育て中には、子どもにハッとさせられる瞬間が意外と多いもの。大人の考えや行いがいつも正しいわけではないのですよね。眠井さんが娘さんの目を見て、自分がしたことが間違っていたと気づき、その場で丁寧に謝ることができたのは、普段から娘さんのことをよく見ていて、よい関係を築けているのではないかと感じました。子どもも一人の人。対等に接することを忘れないようにしたいですね。
読者からは「(娘さんの)表情がドキッとした」や「言葉がなくても彼女の目や表情にハッとする」など、娘さんの表情に強い思いを感じたというコメントや、大人には大したことでなくても子どもにとっては大事なものということを忘れてはいけない、などあらためて気づかされたというコメントが寄せられています。
眠井さんは、育児サイト「Conobie」で「ママ友さんとアンコちゃん」を連載。また、独自の視点で描かれた育児絵日記の単行本『子惚ればなし。』が出版されています。
画像提供:眠井アヒル(@sleepingahiru)さん
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