「INDIE Live Expo 2020」発表タイトルまとめ 隠し玉枠は「クラフトピア」? 「中国版子育てゲーム」も面白そう
新情報があれば随時追加予定です。【追記】
さまざまなインディーゲーム情報を生放送で紹介するオンラインイベント「INDIE Live Expo 2020」の第1回が6月6日に配信され、初出作品含め、さまざまなタイトルの新情報が公開されました。番組は現在(記事執筆時点)も配信中で、「UNDERTALE」や「東方Project」のスペシャルライブなどさまざまな企画が行われていますが、ここでは主に新タイトル・新情報に絞って発表内容をまとめました。(新情報があれば随時追加予定)
チルドレン・オブ・モルタ〜家族の絆の物語〜
「Frostpunk」を手掛けた11 bit studiosによるインディーゲーム。ドット絵で描かれた世界を冒険するハクスラ(ハックアンドスラッシュ)型RPGで、Switch、PS4で日本語版が2020年発売予定とのこと。海外では既に発売されていましたが、テキスト量が膨大なためこれまで日本語版は出ていませんでした。
Nimbus INFINITY
2014年にリリースされたロボットアクションゲーム「Project Nimbus」の続編で、今回初めて映像が公開に。前作は地球が舞台でしたが、映像を見るかぎり今回は宇宙も舞台となる模様。タイのスタジオが開発。
Chinese Parents
「中国式子育て」をテーマにした異色の育成ゲーム。「中国最大のインディーゲーム」といわれており、これまでに全世界で280万本を販売しているとのこと。迷惑な隣人との「メンツバトル」や「お年玉をいかに遠慮するか」、そして最大のハイライトとなる「大学入試」など、中国ならではの子育ての様子が絶妙に再現されているようです。Switchで日本語版配信予定。
ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-
ファンタジー小説の名作『ロードス島戦記』をメトロイドヴァニア化。既にアーリーアクセス版が配信中ですが、6月下旬のアップデートで追加予定の「ステージ2」の映像が初公開されました。
すみれの空
今回初公開の完全新規タイトル。銀髪の女の子が横視点の和風フィールドを歩いている様子が確認できましたが、「和風要素の入ったファンタジーアドベンチャー」という以外、詳細は不明。開発は「CupHead」の日本語化を手掛けたGameTomo。
ピコンティア
「神巫女 -カミコ-」「フェアルーン」などを手掛けたスキップモアによる新作。農業あり、戦闘ありの「牧場物語」「STARDEW VALLEY」系ゲーム。タイトル自体は以前から発表されていましたが、久々に新規映像が大量に。
幻想郷翠夜祭
現在アーリーアクセス中の「東方Project」メトロイドヴァニア。現在はステージ1のみですが、近日アップデートでステージ2が追加される予定とのこと。
クラフトピア
今回の隠し玉的タイトルで、「Overdungeon」で注目を集めたポケットペアによる新作。公開された映像の中だけでも、ハクスラ、農業、建築、自動化、クラフト、サバイバルアクションなどあらゆる要素が確認でき、番組内でも「これインディーですか?」と驚かれていました。マルチプレイにも対応。
「Overdungeon」と同じくかなり少人数で開発しているようで、コアメンバーは3〜4人とのこと。プラットフォームはSteamで、7月からアーリーアクセスを開始する予定とのことでした。ウシを鍋に放り込んでいるカットが気になる……。
「エヴァゲーム大喜利」開催決定
また、関連企画として「エヴァゲーム大喜利」を開催することもあらためて告知されました。「エヴァンゲリオン」をテーマに、Unityでゲームを作って応募。大賞に選ばれた作品はエヴァ公式アプリ「EVA-EXTRA」内で公開されるとのことです。応募締切は9月6日23時59分までで、結果発表は10〜11月ごろを予定。「大喜利」という名の通り、アイデア勝負で楽しめるものが特に高く評価されるそうです。
「INDIE Live Excpo Awards」ノミネート投票開始
さらに、「分かち合うに足るゲーム」を選ぶ「INDIE Live Excpo Awards」の開催も発表されました。ノミネート作品は一般投票により選出する仕組みで、公式サイトも既にオープンしており、部門ごとに1人1日1回まで投票することが可能です(作者による自薦も可能)。対象は2019年10月1日〜2020年9月30日までの間にリリースされた作品で、ノミネート投票締め切りは9月30日。その後、審査団がノミネートタイトルを選出し、10月9日からノミネート発表+本投票が行われる形となっています。
用意されている部門は以下の通り。詳細については公式サイトで確認することが可能です。
- ローカル文科賞
- さわりごこち賞
- テーマ・オブ・ザ・イヤー賞
- キャラクター賞
- インターネットを通じたgames体験賞
- ルールズ・オブ・プレイ
次回開催も決定!
また、番組の最後には次回「INDIE Live Expo II」が11月7日に行われることも発表されました。
※画像は配信映像から
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「INDIE Live Expo 2020」初回放送内容が判明 紹介作品は150本以上、「UNDERTALE」「東方Project」のスペシャルライブも
6月6日19時50分から23時まで、約3時間超の放送を予定。 - マシーナリーともコラム:ヘールテイク! ヘールテイク! 突如人間界で流行しはじめた、悪魔ッ娘ハーレム倉庫番「Helltaker」って何?
君も今日から地獄に落ちよう。 - ゲームの国際戦で高校生が海を越え、時に人力でTASを超え ひたすら最速クリアを目指す“RTA(リアルタイムアタック)の歩き方”
国内最大規模のRTAイベント「RTA in Japan」の主催者・もかさんに、RTAの楽しみ方を伺いました。 - みんな大好き「棒人間バトル」を自分で動かせるPCゲームが開発中 「めっちゃ楽しそう」と話題に → 作者に開発の背景聞いた
「小小作品」や「うごメモ」で夢中になったスタイリッシュな戦いを自分の手で。 - 女子高生と鰭脚類の学園生活……! アザラシと本気で恋愛する女性向けゲーム「あざ恋」登場
今度は鰭脚類(ききゃくるい)との恋愛へ。 - インディーゲーム開発者らによるオンラインイベント「INDIE Live Expo」開催決定
インディーゲーム版「Nintendo Direct」みたいな感じ?(※追記あり)