「背中に針を刺して腎臓の一部を取り出します」「地獄?」 “ネフローゼ症候群”治療の実録漫画が壮絶ながら笑わせにかかってくる(1/2 ページ)
えずきガチャの当たりは胃液。
「ネフローゼ症候群」という病気にかかり、検査のため背中から針で腎臓をぶっ刺される事になった実録漫画が壮絶ながらすごい勢いでネタを撃ち込んでくると話題です。すっごい大変そう……なのに笑っちゃう……常時えずいてる……。
この漫画を公開したのは、tunral(@tunral)さん。作中でのtunralさんは、ベリキュート男の娘なつみろちゃんとして描かれています。
始まりは、胃の張りを感じ食欲がないにもかかわらず1週間で5キロ太っていたことから。最寄りの病院に行くと検査中何度も「若いから平気だよー」と言われ続けていたものの、検査結果が出ると医者から即「大きい病院行こっか」の言葉が。消えゆく安らぎの言葉たち……。
大きい病院で言い渡された検査結果は、ネフローゼ症候群なる聞き慣れない病気でした。これは、尿から蛋白が出て体に水が溜まってしまうというもの。水分が出ていかないためむくみが発生し、体重が増えていたそうです。
この時点でまぶたが異常にむくんで、前がまともに見えなくなっていたなつみろちゃん。顔が古いみかんみたいになっています。
入院当日は月曜日で、腎臓を調べる「腎生検」が金曜日に行われるとのこと。この腎生検が、「局所麻酔で意識があるまま呼吸を止めた状態で背中から針をぶっ刺し腎臓の一部を取り出す」という大変にエクストリームな治療であることを知らさせるのでした。なつみろちゃん「現世で悪事を働いた人間が地獄で受ける罰?」先生「現世で悪事を働いた人間が地獄で受ける罰ではないです」。
こうして入院生活が始まったのですが、初日から病気の影響ですさまじい吐き気に襲われ続けることになります。朝から何も食べていなかったため最初こそ胃液が出たものの、その後の吐き気ガチャはN「えずき」が出るのみでUR「胃液」は全然引けなかったそうです。胃液だけでも出た方が楽になるそうなのですが、渋いガチャだったもよう。
一晩中えずき続けナースコールを鳴らしまくった翌朝。若干むくみも引いたため寝て過ごそうと思ったものの、今度は体中の筋がつり始めます。もはやどのような姿勢をとっても楽な状態が存在せず、情緒がグチャりはじめるなつみろちゃん。“時”という概念が全生命に対し平等であることに感謝し始めます。だいぶやばい。
さらにこの後、漫画は「苦痛(最高長編)」に続きます。まだ最高潮じゃなかったんかいという感じですが、「1日の水分摂取制限500ミリリットル」「眠れず食べれず吐き気最高潮の多重デバフ」「カテーテル装着でデバフ追加」といろいろすごいことになっていきます。がんばれなつみろちゃん。もはやまぶたの腫れとむくみでベリキュートのベの字もない作画になっているぞ。
なお、現在公開されているのは第3章の「苦痛(最高長編)」までですが、さらに「腎生検編」「腎生検後日編」「回復編」「その他」と続いていく予定となっています。終盤のタイトルから分かる通り、tunralさんはすでに退院済み。現在公開されているところまででも、回復後の姿がところどころ出てきます。
この漫画に読者からは、「自分も8月腎生検することになっとります」「UR胃液www」「この漫画読むと何故か元気出るんだよなぁ」「10回位読み返して笑ってます」「すごくやばそうなのにめちゃめちゃ笑えるのがまたすごい……なんなんだこれ……」「お元気になられたようで良かったです」といった声が寄せられていました。
tunralさんは現在、SUZURIでのオリジナルグッズの販売や、LINEスタンプの販売を行っています。
画像提供:tunralさん(@tunral)
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