ツイートを画像化して保存できるWebサービス「Twitter魚拓」が公開されました。Twitterとの連携不要で、手軽に使えます。
使い方は保存したいツイートのURLを入力し、「魚拓する」ボタンを押すのみ。投稿主に通知されることなく、ツイートを記録日時とともに画像として残せます。
画像は「保存したツイート一覧」で、確認とダウンロードが可能。なお、一覧には保存を操作した端末でのみアクセスできます。
開発したのは、「おーぷん2ちゃんねる」管理人の矢野さとる(@satorunet)さん。詳細を聞いたところ、きっかけは有名人を対象にした「誹謗中傷ログを保存する弁護士集団」サービスの登場(関連記事)。その存在を知ったときに「有名人以外でも使えたらいいのに」と思い、誰でも気軽に使えるサービスをと、約1日で開発したとのことです。
想定する用途は、誹謗中傷の証拠保全や裁判対策、自分用のメモ。「新サービスの開発を報告しても、毎回『うほほ』と返事するだけのひろゆき(2ちゃんねる元管理人の西村博之)さんから、『さとるくんが、役に立つものを作ってる』とおほめの言葉が出たので、今回はどうやら世の中に役立ちそうな予感がします」と、矢野さんは手応えを感じている様子でした。
SNSにおける誹謗中傷が取り沙汰されるなか開発されたTwitter魚拓は、「証拠の記録に便利」と話題に。その一方で、「画像は改変が容易」「URLを伴わないスクリーンショットは証拠として厳しい」といった指摘も寄せられています。
12日18時40分追記
その後、画像内へのURL記載、保存したツイートをPDF出力する機能、奇麗に印刷できる印字モード、画像保存したツイートをまとめる機能と続々と機能が追加されています。
18日11時30分追記
13日には著作権の問題をクリアするため、imgurに転送する機能を廃止。画像は全て各自のローカルに保存するように修正されています。
協力:矢野さとる(@satorunet)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Twitterの誹謗中傷を保存する弁護士事務所の有名人向け無料サービス、一時中断 ネットで疑問続出
- Twitterのリプライを可視化するシステム登場 「たくさんに見える誹謗中傷、実は少数の人から」が分かる
- Twitterでのデマ・中傷は責任なし? → その気になれば訴えられます 弁護士に聞いた
アカウントの本人特定はなぜ難しく、それはどう解消されたのか? - Twitter、不快なリプライの投稿前に再考促す機能をテスト
- SNS事業者団体が緊急声明発表 侮辱などを意図する投稿への対処を強化へ
禁止事項に抵触した場合はサービスの利用停止を含め、適切な措置を徹底。 - ヤフー、個人への誹謗中傷対策を強化 検討会を設置し結果公表へ