コンビニエンスストアを展開する「ローソン」が、2020年3月から5月のアルコール販売動向を公開しました。期間中、最もお酒の販売金額が高かった日はいつなのでしょうか?
外出自粛要請や飲食店の休業や時短営業により、これまでとはこのなる動きが見られたという3月〜5月のアルコール販売動向。
期間中に最も販売金額が高かったのは4月17日(金)でした。この日は緊急事態宣言の発令の翌日。これを受けて週末に家で飲むためにお酒を購入する人が増えたようで、直前の3週間の同曜日(3月27日、4月3日、4月10日)の平均と比較して、約2割の増加となっています。
また、4月17日に最も販売額が多かった都道府県は東京都で、2位は大阪府、3位は埼玉県でした。通常時は、沖縄県の販売金額が他都道府県を大きく引き離して最も高く、東京都はそれに続く2位となっています。しかし、4月17日以降5月末までの間では、東京都は計4回も1位に。
この結果は、繁華街の多い東京都でも、飲食店の休業や時短営業に伴い「家飲み」の需要が高まったことが原因と考えられます。
このほか、外出自粛の期間が長くなるにつれ、人気のアルコール飲料にも変化があらわれました。これまでは販売高で「新ジャンル(ローソンPB除く)」が「高価格帯ビール」を押していましたが、4月13日〜5月4日には「高価格帯ビール」が上位に。
外で飲食ができない中で、コンビニで手軽に手にはいるクラフトビールや輸入ビールなどで贅沢気分を味わいたい、変化を加えたいという人が増加したためと考えられます。
こうしたアルコールの販売動向に変化をもたらした大きな原因としてあげられるのが「オンライン飲み会」の流行です。
ローソンの酒類担当者は、「オンライン飲み会は新しいコミュニケーション文化として根付くのではないかと予測しています。特に遠方の方と気軽に飲み会ができることに楽しさを覚えた方もいると思いますし、タレントを使ったイベントなども増えてくるのでは」と予測。飲み会に関してはすっかり定着したと言っていい「オンライン〇〇」ですが、今後もその動向が見逃せません。
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