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スタジオジブリ作品「風の谷のナウシカ」(1984年)、「もののけ姫」(1997年)、「千と千尋の神隠し」(2001年)、「ゲド戦記」(2006年)の4作品が、6月26日から全国372館で再上映されることが決定しました。
COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大で甚大な被害を受けた映画業界。新作の公開延期や撮影中断が相次ぎ、映画館もかつてない長期休業を余儀なくされました。今回発表されたジブリ旧作の再上映は、窮地に立たされた映画館を助けるためのプロジェクトで、映画プロデューサーで東宝映画の社長である市川南さんが、スタジオジブリ代表取締役の鈴木敏夫さんに協力を要請したことで実現しました。
鈴木さんは自身のラジオ番組で、「ジブリの旧作(の上映)。僕はね、聞いた瞬間にやろうと思ったんですよ」とコメント。若い世代のスタッフからは「この時期になぜ?」「この時代にそれやっちゃうってのはどうなんですか」など疑問の声もあがったそうですが、「宮崎駿にも話しました。『鈴木さんやった方がいいよ』って」と映画監督の宮崎駿さんの言葉もあり、市川さんからのオファーを快諾したことを明かしています。
同プロジェクトのテーマは“一生に一度は、映画館でジブリを。”。大きな決断をした鈴木さんは、「そんなに多くのお客さんに来てもらえるわけじゃないだろうけど、とはいえ、なにか光みたいなものが射すとしたら、その積み重ねが大事だという気がする」と映画業界の再興を願う言葉も残していました。
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