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スタジオジブリ・宮崎駿監督が新作長編の準備に入ったことが分かりました。アカデミー賞発表に先駆けて開催中のイベント「Oscar Week 2017」の中で、鈴木敏夫プロデューサーが発言。事実上の引退撤回とみられます。
鈴木Pの発言は1時間42分ごろから
記者から宮崎駿監督の次の仕事について質問を受けた鈴木プロデューサーは、しばし困ったように苦笑。続いて「(引退を発表してから)現役に復帰したいって言い出すのに1年を要さなかったですねえ」と前置きし、次のように語りました。
「忘れもしません、去年の7月1日。彼が僕のところに企画書を持ってきました。ある企画書を。長編映画です(ここで会場から拍手)。彼が言い出したのは『20分ぶんのストーリーボードを書くから、これが面白いかどうかを鈴木さん、判断してくれ』と。そう言ってきました。去年の暮れ、僕はそれを読みました。僕すごく悩んだんですよ。ものすごく悩みました。内容はね、内容はすごい面白かったんです。面白かったけれど、ここで僕が面白いと言えば、僕の老後がなくなってしまうんですよ(笑)。心を鬼にして僕は言いました。『面白い』と。本人に向かって言いました。今も一生懸命、東京で作ってます(再び会場から拍手)」
宮崎駿監督は2013年、「風立ちぬ」を最後に長編映画からの引退を発表。当時の記者会見では「何度もやめるといって騒ぎを起こして来た人間なので、どうせまただろうと思われていますが、今回は本気です」と発言していました(関連記事)。
※宮崎駿監督の「崎」は正しくは異体字ですが、機種依存文字のため代用しています
16時05分追記
鈴木敏夫プロデューサーの発言書き起こしを追加しました。
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