「この中で誰が好き?」遊び、小さいころに家族や友達とやった思い出がある人も多いのではないでしょうか。子どもたちの何気ない会話を聞いているうちに、思わず「それは選べないわ!」と叫んでしまったエピソードが、長女、長男、次女の3人を育てるとうふうさんのブログでつづられています。
小学生の長女ちゃんと次女ちゃんが2人でおしゃべり。次女ちゃんが「なーなー鬼滅(『鬼滅の刃』)の中やったら誰と付き合いたい?」と聞き、「炭治郎かなー」「富岡義勇と宇随天元!」「カッコいいもんなあ」とやりとりしています。さらに発展して「『ちゃお』の漫画だったら誰と付き合いたいか」などに移っていきます。
こういう女子トーク、ゴールがあるわけではないけれど、楽しいんですよね……(「剛くんと光一くんどっち?」とか、「由希くんと夾くんどっちと付き合いたい?」とか、無限にやりました)。とうふうさんも「いいよなぁ姉妹でするこういうトーク」とほのぼのと見守っていると……話は意外な方向に。
次女ちゃんの「じゃあさっこの漫画の中やったらだれとつきあう? ぜったいだれか選ばなアカンで!」の言葉に、長女ちゃんは「無理や選ばれへん」「いや無理! 全部イヤやねんけど!」。どれだけ無理めなチョイスなのか!?
とうふうさんが「代わりにママが選んだろか」とよっこいせと立ち上がった先にあったのは……次女ちゃんが示していたのは学習漫画の『世界の歴史』が! 表紙にずらりと並ぶのは、毛沢東やニクソンといった1970年代の世界の政治の中心人物たちです。これにはとうふうさんも「無理や」と叫ぶのでした。絵のタッチも並んでいる人たちもシブい!
ちなみにとうふうさんのおうちにあった学習漫画『世界の歴史』(集英社)は、1987年に刊行された現在は販売されていないもの。イラストは、『冒険王』で『伝説巨神イデオン』『勇者ライディーン』の漫画版や、梶原一騎先生とタッグを組んで『おれとカネやん』などを描いた古城武司先生です。
ちなみに出題者である次女ちゃんは、毛沢東を選んだうえで「すぐ別れる」とのこと。ブログには、「おばちゃん、誰にしよか」「一生懸命考えたけど選べなかった」と、大人でも難問ということがうかがえる声が寄せられています。
画像提供:とうふうさん:ライブドアブログ「とうふう絵日記〜マイペース夫と3人子育て〜」
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