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【M愛4話&5話】まさかの提供「博多通りもん」にネット騒然 「M 愛すべき人がいて」を漫画でレビュー

これでいいのか、白濱亜嵐!?

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 今期のダークホースドラマ、「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日×ABEMA共同制作/土曜23時15分〜)が放送再開。歌姫・浜崎あゆみの誕生秘話本『M 愛すべき人がいて』にドラマオリジナル要素を盛り込んでドラマ化されたものです。田中みな実と白濱亜嵐のすごい使い方が目を奪った6月13日放送の4話と20日放送の5話を振り返ります。

まさかの提供「通りもん」!

M愛4〜5話
M愛4〜5話
M愛4〜5話

 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で3話でストップしていた「M愛」ですが、6月13日から待望の放送再開。濃厚接触しかないストーリーが再び幕を開けます。

 4話、最もインターネットがざわついたのは、福岡名菓「博多通りもん」が番組の提供一覧に登場したこと。1話からマサの秘書・礼香(田中みな実)の眼帯にそっくりと話題だったのですが、まさかの公認(?)になるとは……。

 ちなみに明月堂のTwitterによると、「反響大で注文殺到です」とのこと。本ドラマはABEMAでも無料で見ることができますが、今回の通りもんといい、3話の「許さな〜〜〜〜〜い」提供かぶりといい、礼香様の提供芸が見られるのは地上波放送だけ。今後もリアタイしようと決意を新たにしました。

 アユ(安斉かれん)は事務所移籍、スパルタレッスン、同期からのイジメ、祖母の死など度重なる受難を乗り越え、ようやくデビュー日が1998年4月8日に決定。ちなみに同期ライバルグループ、アクセルズのデビュー日も同日になりました。

 アユを歌姫にするための業務で頭がいっぱいのマサ(三浦翔平)の横で、礼香は「私には見える!マサと私の家庭が!」と結婚準備を進め、「(結婚の報告的な意味で)両親に会え」と迫ります。あまりの狂気にビビったのかマサも承諾し、会食へ。

 現れた礼香の両親の「マサくん! 離婚してくれてありがとう!」と頭を下げる狂気。ちなみにカンパイの音頭をとった礼香父も肺活量がハンパなかった(肺活量が強い家系なんですね)。礼香の右目の真相がアッサリと判明(酔ったマサの不注意)しましたが、ここまで引っ張った割にはさほどの因果も業も感じないマイルド案件、かつ両親のインパクトが強すぎてかすんでいました。

一生隠しておくつもりでしたが→FAXテロ!

M愛4〜5話
M愛4〜5話
M愛4〜5話

 マサは主に仕事面で暴走。アユはマサを思い「YOU」の歌詞を書き上げます。当時日本中の悩めるティーンが「自分の気持ちを代弁してくれている」と共感した歌詞は、荒ぶるマサを鎮めるための歌詞だったなんて……。

 「もうこれ以上自分の気持ちにフタするのムリだよ……」とマサへの恋心が頂点に達したアユは、「一生隠しておくつもりでしたが、あなたが好きです」とラブレターをしたためます。そして一生隠しておくつもりだった内容のラブレターを、なんと会社あてにFAXで送信!!! テロです。

 ――初めての電話は受話器を持つ手が震えていた、七回目の電話でデートをし、それから何度目かの夜を飛び越えて――まさかの愛の告白は会社宛てのFAXだったんですね。

 案の定、アユの送ったラブレターFAXは礼香に発見されます。発狂した礼香はウエディングドレスでマサに迫るも婚約破棄。元から壊れてはいましたが、さらにぶっ壊れます。結果的にFAXテロは大成功、マサとアユは渋谷のスクランブル交差点で抱き合い、あっさり両想いになります。

白濱亜嵐、それでいいのか!?

M愛4〜5話
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 アユとマサの恋が加速するのと同時に、周囲の嫉妬は募っていきます。同日デビューのガールズグループ・アクセルズの理沙(久保田紗友)は、街中をアユの広告で染める10億円プロモーションに怒り狂いデビュー曲「ポーカーフェイス」の8センチCDをまっぷたつに粉砕。しかしTwitterでは、「構造上、CDは無傷だよ」と指摘するアユ世代の声がチラホラ。わたしたちは完全に鈴木おさむに踊らされている気がしてなりません。

 マサの後輩でアクセルズのプロデューサーである流川(白濱亜嵐)は、勝負に勝つためならどんなことでもする! と闇落ち方面に一念発起。会社の裏金を使い社長や礼香と手を組んでアクセルズのCDを大量購入し、オリコンチャートを操作します。

 しかも「マサに似たいい目になってきた〜」と言う礼香と濃厚キスシーン。これまでずっと「これでいいのか、田中みな実!?」と思ってきましたが、ここ2話は「これでいいのか、白濱亜嵐!?」と思っています。不要不急の濃厚接触ばかりだよ……。

 そんな流川の暗躍もあって、デビュー直後はアクセルズに僅差で負けてしまうアユマサコンビですが、つきあいたてホヤホヤ、絶賛色ボケ中なのでそこまでダメージもなく。アユのアホキャラを生かしたプロモーション作戦が功を奏し、アユは音楽だけでなくキャラ的にも人気になっていきます。

 アルバム「A song for」が早くもミリオン突破。公私ともに幸せの絶頂になりますが、周囲の人間はどんどん嫉妬に狂っていきます。「アユといっしょにバカになろーっ」に、つい「バカになりまーす!」とコール&レスポンスしたくなるような展開。物語はあと2回とのことですが、いったいどうおさまりをつけるのでしょうか……!

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蟹めんま

奈良県出身の漫画家・イラストレーター。自身の約20年間のバンギャル生活を描いたコミックエッセイ『バンギャルちゃんの日常1〜4』(KADOKAWA)が発売中。30代に差し掛かったあたりから他人の恋バナをつまみながらの飲酒が日常化。Twitter:@kanimen


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