手ぶらで行って「顔パス」で飲み物が買える！ ダイドーが日本初の「顔認証決済自販機」の実証実験を開始

端末に登録した顔画像とパスコードなどの2要素で決済を行います。

[谷町邦子，ねとらぼ]

　ダイドードリンコの自販機は、日本初の「顔認証決済自販機」の実証実験を7月3日から開始しています。顔認証決済サービスを利用することで、財布などを使わず手ぶらで飲み物が買える自動販売機です。

謎のパネルが付いているほかは、普通の自販機のようですが……

顔認証決済自販機なんです！

自販機がドリンクを購入する人の顔を自動的に撮影します

　自販機に導入されたのはNECの生体認証「Bio-IDiom（バイオイディオム）」という米国の国立機関によって世界一の精度が認められた顔認証技術。スマートフォンやタブレットなどの端末に、事前に顔画像やクレジットカード情報、パスコードを登録しておき、自販機で飲み物を買う時は顔とパスコードの2つを認証するという仕組みです。

　実証実験は、ダイドードリンコ(株)本社、大同薬品工業(株)関東工場、NEC本社などで約3カ月間実施。オフィスや工場などの休憩時に、財布やスマートフォンを持ち歩かずに飲み物が買えるのは便利ですね。

自販機によって顔とパスコードが認証され、飲み物が買える仕組み

　国内の飲料事業の売り上げの8割が自販機からというダイドードリンコ。今回の「顔認証決済自販機」も、世の中の価値観や行動様式の変化を受けて「自販機も時代に合わせて進化していく必要がある」という考えのもとに開発したものとのことです。

（谷町邦子　Facebook／Twitter）