文化庁が、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大の影響により活動自粛を余儀なくされたプロのアーティストなどへの支援策を発表しました。個人および小規模団体を対象に活動費の一部、最大150万円までを補助します。1次募集は2020年7月10日から。
過去3年間にわたり、音楽、演劇、映画、落語などの文化芸術活動を行ってきた個人(フリーランスを含む)・団体が対象。2020年2月26日から2020年10月31日までの間に発生した経費の2/3〜3/4が助成されます(感染症予防に関する経費は定額)。
対象となる経費は、過去の公演の動画配信など集客に関するものや、稽古など活動再開の準備に関するもの。さらには感染症対応のための研修会費用など、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに即した取り組みにかかる費用も対象となります。
「標準的な取組を行うフリーランスを含む個人」の場合、上限額は20万円。感染症対策を踏まえ「より積極的な取組を行う個人事業者」と「小規模団体」は上限150万円。小規模団体が主体となり、複数の個人事業主と共同で取り組む場合などで上限1500万円の支援を受ける制度もあります。
なお、他の補助金制度との重複はできません。例として、ライブハウス、ミニシアターなどは、小規模事業者持続化補助金の対象になる可能性があれば、まず商工会・商工会議所の窓口に相談し、支援が受けられないことが明らかになった場合のみ申請が可能です。持続化給付金との併用は可能です。
申請には本人確認書類等のほか、事業計画書の提出が必要です。詳細・問い合わせ先は文化庁ホームページ「文化芸術活動の継続支援事業」に記載されています。なお、ウェブサイトから申請できるシステムは7月10日に公開予定とのことです。
(高橋ホイコ)
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