数学者だけど暗算はできない……?――イメージと違う意外な“数学者あるある”を描いた漫画がTwitterで反響を呼んでいます。最後の言葉がかっこいい……。
漫画家のことり野デス子(@DEATHcotori)さんが、Instagram(@cotorinocotori)とブログで更新している、数学者である旦那さんとのなれそめ漫画「漫画家と異星人」にて描かれたエピソード。初めて会った時にも「割り勘の計算ができない」と言っていた旦那さん。その時は冗談や謙遜かと思っていましたが……?
ある日、お互いの家に挨拶に行く時の旅行代の計算(15300÷2)をしようとすると、「計算しよう」と旦那さんが取り出したのはまさかの本格的な計算ソフト。慌ててことり野さんが「ちょっと待って!? 7650円だよね!?」と暗算で答えを出して「もしかして本当にできないの!?」と聞くと、数学者である旦那さんは「僕は普段数字を扱うことがなくて、計算は全部計算機に任せちゃうんだ」「だから暗算はできない」と真面目な表情で答えます。え! そうなの!?
それまで、てっきり数学者はスラスラと暗算をこなすものだと思っていたことり野さんは「えー!?」とビックリ。「漫画でよくあるやつ、先生(※旦那さん)は全然やってくれないな…って思ってたよ」と、これまで感じていた数学者へのイメージとのギャップに衝撃を受けるのでした。
すると気になってくるのは、一体なにを計算しているのか。その問いに旦那さんは、「数学者は『計算機で計算できないこと』を計算するんだよ」と答えるのでした。なるほど、深い。そしてかっこいい。
Twitterでは、ことり野さんと同じイメージを持っていた人から「そうなんだ!」「なんでも空で計算できるもんだとばっかり思ってました」と驚く声が上がり話題に。それと同時に、数学を学んでいる人などから「めっちゃわかる」「あるある」の声も寄せられ、中には「数学科の同級生4人くらいで飲みに行って、誰も割り勘の計算ができなかったことがあります」といったエピソードや「計算機に任せる癖がついてる」なんて声も上がっています。
ちなみに漫画で旦那さんが旅行代の計算にわざわざ数式処理システム「Mathematica」を使っていることにツッコミが入っていますが、習慣になっているからか実際に使っていることをことり野さんが明かしています。
以前には、そんな独特な旦那さんと婚活で出会った際のエピソードが大きく話題に。2人の関係が気になる方は、発売中の単行本『漫画家と異星人 漫画家が婚活で数学者と出会った話』をチェックしてみるといいでしょう。また今回の“数学者あるある”漫画の続きはInstagramで読むことができます。
画像提供:ことり野デス子(@DEATHcotori)さん
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