職場のそばで拾った猫は“パワハラ上司”だった―― サラリーマンの部下との奇妙な日常を描いた漫画「部長、猫になる」(1/2 ページ)
部長がかわいいシャム猫になっちゃいます。
ある日突然“猫”の姿になってしまった上司と猫好きの部下とのやりとりを描いたTwitter漫画「部長、猫になる」が、思わず一気読みしてしまう面白さです。
本間は猫好きのサラリーマン。ある夜、職場のそばで1匹の猫を拾います。自宅に連れ帰って愛でていると、なぜか人間の言葉を話し出す猫。猫は本間の上司・佐久田部長だと名乗り「気がついたら猫になっていた」と語ります。
佐久田部長は、いわゆるパワハラ系の上司。本間はあまり良い感情を抱いていません。そんな本間に泊めてくれるように頼む部長。猫への愛と部長への憎しみの間で葛藤しながらも、本間は部長を泊めることにします。
部長が通されたのは猫ちゃん専用の部屋。「猫を迎えたい」という夢を持つ本間は、まだ見ぬ愛猫のためにベッドやオモチャを用意していたのです。
一夜明けたら元の姿に戻っていた部長。何もなかったように出社して、以前と変わらず部下に厳しく当たっています。
本間にも八つ当たりをしてくる部長ですが、弱点を握っている本間は強気。それでもかすかな優しさをみせた本間は「また同じ現象が起こるかもしれないので専門家に相談した方がいい」とアドバイスします。
専門家として呼ばれたのは同じビルで働く黒川。オカルトや都市伝説が大好きな女性です。黒川に「誰かから恨まれている心当たりは?」と聞かれ、本間が部長のパワハラを指摘。それでも認めようとしない部長は、腹を立てた本間に見捨てられてしまいます。
「平常心でいれば大丈夫」と思っていたのに、再び猫の姿になってしまった部長。仕方なく本間に助けを求めますが、本間は猫じゃらしで部長をもてあそびます。真面目な話をしながらも猫じゃらしを追ってしまう部長の本能は、“猫寄り”になっているようです。
猫の姿でいることの心細さに気付き、本間と黒川への感謝の念を抱きながら眠った部長。すると翌朝には人間の姿に再び戻っていました。部長と本間に平和な日は来るのでしょうか。
この漫画を投稿したのは春日有(@arikasuga)さん。リプライ欄には「とても面白かったです」「一気に読んじゃいました」「ニヤニヤしながら読ませて頂きました」といった感想が寄せられています。
春日さんはTwitterモーメント、pixiv、o-ri.net/でも作品を公開中。人間の言葉を話す猫ちゃんがたくさん登場します。
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