新人漫画家・ヤマモトヨウコ(@YY0905)さんによる、自分を人間だと思っている柴犬が主人公の漫画『柴ばあと豆柴太』の連載です。講談社協力のもと、ねとらぼ生物部では日曜日に最新エピソードを掲載。漫画本編は次のページからすぐに読めます。
↓↓↓前回の記事↓↓↓
↓↓↓1話から読む↓↓↓
前回の第3話では、柴犬「豆柴太」が火事に遭遇。窮地に陥るも、9年前の“3.11”での光景とおばあちゃん「柴ばあ」との出会いを思い出して立ち上がる様子、また町のヒーローである消防士が抱える、あの日の記憶や現在の心境が描かれました。
今回のエピソードは、第1話から登場している男子「修司」と、その同級生で幼なじみの女子「美波」。2人の高校生がメインのお話です。豆柴太の活躍と、さらに気になる飲み物も登場しますよ!
しっかり者の美波が見せた涙
バスケ部の修司は、田舎の公立には似つかわしくないと言われるほどのエース。また同級生の美波とは昔から仲が良く、周囲からカップルのようだとからかわれるほど。
4月、高校3年生になったタイミングで美波は、町から若者が減ることを許さない市議会議員の父親に、修司にとって大事な情報を「他言無用だぞ」と釘を刺されてしまいます。それは、彼の学校が参加するバスケの試合に“スカウト”が来ること。つまり大チャンスなのですが、試合当日、狙ったように彼の補習がその日に変更され、出場できなくなってしまいます。これは……。
父親に逆らう怖さと、修司にいてほしい気持ちから、言うべきか悩む美波。そんなとき、彼女の“お助けサイン”を察知したのが柴犬の豆柴太でした。“非常事態”を柴ばあに伝えようと必死になる豆柴太の姿を見て、美波は「修司を連れていかなきゃ…」と決心。自分にとって何が大事なのか、勇気を出して自分自身で決めた彼女は手を強く握りしめ、熱い涙を流すのでした。
その後は、学校に残っている修司を強引に連れ出して試合会場へ。幼なじみからの謝罪を笑顔で返す修司と、どうにか間に合わせようと頑張る豆柴太。前向きに考え突き進み、諦めない彼らの心と行動がかっこいいです
また今回は、地元の大きい梅を浜の塩とハチミツで漬け込んだ「梅ジュース」が登場。柴ばあが「疲労回復にはうってつけ」と話し、修司が「すっぱ!! あっま!!」とリアクションする飲み物は一度味わってみたくなります。
次回は8月2日更新。豆柴太の4コマ漫画を掲載予定です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.