仕事や学校に家庭、アルバイトに部活など、社会生活を送る中で私たちは「頑張る」ことが当たり前になっているのかもしれません。そして、頑張ろうとすればするほど心は苦しくなっていく……そんな体験談を描いた漫画が「休んでもいい」ことに気づかせてくれます。作者はTwitterやnoteで漫画を公開しているにいの(@niinomr)さんです。
当時、バイト先の環境が合わずストレスを感じていたというにいのさん。体調を崩しやすくなったり、漫画や本が読めなくなったりと、体からのSOSはたくさんあったにもかかわらず、やり続けなければと頑張った結果、心が限界に達してしまったのです。
異変に気がついた家族が病院に連れて行ってくれて、そこで医師から「少し全部おやすみしましょう」と告げられます。はじめは「やめてはいけないんです」と抗議したにいのさんでしたが、しんどすぎることからは逃げてもいいという医師の言葉に、自分の現状を受け入れることができました。
「休むこと」は、頑張れない弱い自分を直視しなければいけないようで勇気がいったというにいのさん。しかし生きていること以外おやすみにしているうちに、漫画が読めるようになり、友達と出かけたり勉強に専念したりできるように。
「長い人生おやすみすることもある」「がんばれないときに自分を責めなくていい」「心の骨折みたいなものだから、ゆっくり休んで心を癒やしてほしい」――にいのさんは自身の経験からそう結んでいます。
体からのSOSを心がを受け入れることができず、どんどん苦しくなってしまうことって多いのかもしれません。渦中にいると自分を客観的に見るのは難しいので、家族や友人、病院などを頼って、納得した上で「おやすみ」できることが大切なのですね。
読者からは、「心にグッと来るものがある」「『頑張らなくてもいい』体と心に染みました」など、同じような経験をした人たちから共感のコメントが寄せられています。
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