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伝説のカルトアニメ「チャージマン研!」が保存の危機に → デジタル保存のためのクラウドファンディングがスタート

支援募集、お許しください!

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 ネット上を中心にカルト的な人気を誇るアニメ「チャージマン研!」のデジタルアーカイブ化を行うため、ICHI(旧Knack)が「READYFOR」でクラウドファンディングによる支援を募っています




 「チャージマン研!」のフィルム原盤は現在“ビネガーシンドローム”という劣化の危機に直面しています。これはフィルムを構成する素材がゆがみや癒着などを起こし、最終的に再生も元の状態に戻すこともできなくなる“フィルムの病気”だそうです。

 このままではいつ見られなくなってもおかしくはない――。「チャージマン研!」始まって以来の大ピンチを救うため、ICHIは全65話をデジタルアーカイブ化することにしました。

 ですが、デジタルアーカイブ化にあたってはフィルムの補修や洗浄だけでなく、デジタル化後のデータ修復など多くの労力がかかります。また色合いを制作当時のものにするといった工程もあり、こうしたコストを支援してもらうためにクラウドファンディングという手段を取ったそうです。


チャージマン研! クラウドファンディング 現在のフィルム原盤(サイトより)

チャージマン研! クラウドファンディング デジタル保存のための作業(サイトより)

 1974年に初放送が行われた「チャージマン研!」は、あの手この手で地球侵略を狙うジュラル星人を、主人公・泉研が正義の味方「チャージマン」に変身して退治するという勧善懲悪ものの10分アニメ。

 放送当時はそこまで注目を浴びませんでしたが、トンデモ展開や表現の規制に緩い時代だったからこその演出、短編でありながら尺が余るなどのシュールさがニコニコ動画などで注目のマトに。それを受けてか初放送から30年以上たってから公式サイトが設立され、サウンドトラック&トリビュートアルバムの発売や舞台化など2000年以降に大きな動きもありました。




 支援は3000円から行え、リターンにはオリジナルトートバッグ(1万2000円より)や米国版逆輸入DVD(1万8000円)などを用意。1万円以上の一部支援へのリターンには、支援者からのアンケートをもとに上映作品が決まる「オンライン鑑賞会」というファンが一丸となって楽しめる試みも用意されています。

 クラウドファンディングの目標金額は600万円。支援募集は9月25日23時までです。



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