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平和祈念式典を自宅で “平和公園の地面”を配布する長崎新聞に「粋」と称賛(1/2 ページ)

「会場へ行きたくても足をはこぶことができないあなたのために。新聞紙一まいぶんの式典会場を用意しました」

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 長崎に原爆が投下された日である8月9日、「今年の平和祈念式典は家で行われます。(と、想像してみよう。)」として式典会場を“配布”する長崎新聞の広告が「粋」「すごい」と好評を博しています。

 広告は新聞紙一面に平和祈念式典の会場である平和公園の地面を印刷したもの。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で式典が規模縮小されたことから、「会場へ行きたくても足をはこぶことができないあなたのために。新聞紙一まいぶんの式典会場を用意しました」との説明が添えられています。

 平和公園の地面はWebサイトでもPDFで配布しており、またセブン-イレブンのネットプリント(プリント予約番号:MRTRDJ9R)でも印刷可能。


長崎新聞のWebサイトで配布されている式典会場

 使用方法は、新聞紙一枚分の“式典会場”を床に広げてその上に立ち、黙祷を捧げ、その時想像したことを写真や文章で記録するというもの。「当たり前のことが当たり前ではないと思い知らされた2020年の8月9日。あなたは何を想像しますか」――同紙では、想像したことをハッシュタグ「#8月9日に想像したこと」をつけてSNSに投稿するよう呼びかけています。

 Twitterでは「粋」「すごいアイデア」「心が震えました」「すばらしい発想」という称賛や、実際に自宅で式典を行ったという報告が寄せられています。

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