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珠玉の人形アニメーションを数多く手掛けた巨匠・川本喜八郎監督の傑作短編4作品が、同氏の生誕95周年と没後10年を記念してYouTubeで無料公開されました。配信は1日限定で、8月23日23時まで。
川本監督は日本人として初のアニー賞「ウィンザー・マッケイ賞」受賞や、毎日映画コンクール「大藤信郎賞」複数回受賞など、国内外で絶大な評価を得てきた作家。今回配信されたのは人形アニメーションの「花折り」「鬼」「道成寺」と、カットアニメーションの「詩人の生涯」の4作品です。
川本監督の人形アニメーションは精巧で美しい造形と、命を吹き込まれたように動き回る躍動感が魅力。「花折り」(1968年)は自主制作作品として作られた、川本監督にとっての記念すべき第1作。「鬼」(1972年)と「道成寺」(1976年)は平安時代末期に成立したとされる「今昔物語」の説話を、川本監督独自の解釈のもと映像化しています。
「詩人の生涯」(1974年)はカットアニメーション(切り絵アニメ/カットアウトアニメなどとも呼ばれる)の手法で作られた作品。現在のフラッシュアニメーションとも一味違う、紙の手触りが感じられる映像が楽しめます。
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