中古本や中古家電販売のブックオフが8月27日、「本気のお願い」とする切実な買い取りキャンペーンを開始すると発表しました。CMで「ブックオフなのに本ねぇじゃん!」と冗談半分で言っていたところ、本当に本が足りなくなってきたとのこと。そんなギャグみたいなことあるか?
特に小説などの文庫本が不足しているとのことで、文庫本3冊買い取りごとに商品が当たる「ブッくじ」を8月31日〜9月13日まで東京都と神奈川県のブックオフ店舗限定で実施します。景品と当選人数は以下の通り。
- S賞:図書カード1万円分……30人
- A賞:ブックオフなのに本ねぇ〜ジャン……3人
- B賞:ブックオフお買い物券1000円分……200人
- C賞:ブックオフお買い物券500円分……2000人
- 参加賞:50円割引券
※当選発表は9月14日、引き換え期間は9月14日〜9月30日。引き換え場所はブッくじ記載のブックオフ店舗となります。
全体的に笑いの方向に突っ走った告知ですが、ネタなのか本当に不足しているのか微妙に判断が付きません。というわけで、今回のキャンペーンについてブックオフに話を聞いてみました。
―― コロナ禍の影響で本を売る人も減っているのでしょうか?
ブックオフ:当社は新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言ならびに休業要請を受け、対象地域・店舗を中心に直営店の過半の店舗を前日休業もしくは土日祝日休業また時短営業を行いました。
5月中旬より順次再開後は新生活様式における巣ごもり需要の影響もあり、6月は直営店既存展売上高は前年比103.3%と前年同月以上の水準まで回復したほか、EC売上高も伸長しました。書籍をお買い求めいただくお客さまが増えている一方、休業の影響もあり在庫が不足気味のため、買い取り強化キャンペーンを実施することになりました。
―― 巣ごもり需要で本を読む人が増えているといった手応えはありますか?
ブックオフ:先の回答と重なりますが、6月、7月と書籍の売上高は前年比を超えています。書籍をお買い求めいただくお客さまが増えている中、巣ごもり需要をはじめ、秋の読書シーズンにおけるニーズにお応えするため、買い取りを強化し在庫を増やす必要があると考えております。
どうやら本不足は本当に深刻な様子。読まない本があるなら、この機に売ってしまってはいかがでしょうか。
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