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安倍晋三首相は8月28日、同日17時より行われた記者会見の中で、辞任の意向を正式に表明しました。
総理によると、辞任の理由は持病の潰瘍性大腸炎の再発。今後はある程度継続的な治療が必要になることから、病気の治療を抱え、体調が万全でない状態で政治判断を誤ってはならないとし、辞職を決意したと語りました。
また、目下の課題であるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策については、このタイミングで辞職することについて総理自身も「悩みに悩みました」としつつ、ここのところの拡大減少傾向や、冬を見据えての対応策をとりまとめられたことなどから、「新体制に移行するならこのタイミングしかない」と判断したとしています。
一方、新型コロナウイルス対策や拉致問題、ロシアとの平和条約、憲法改正などさまざまな課題を残したまま、志半ばで職を去ることは「痛恨の極み」「断腸の思い」とも表現。今後についてはまず自身の体調を万全なものとし、その後は新体制を一議員として支えていきたいと語りました。
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