マーケティング支援事業を行うネオマーケティングが、「withコロナでの美容意識と購買行動」についての調査を実施。回答者の約4割が「マスク装着時に装着部位にメークをしなくなった」と回答するなど、美容意識に変化が現れていることが明らかになりました。
調査の対象となったのは、20歳〜79歳の女性1100人(50歳未満600人、50歳以上500人)。「新型コロナウイルス流行に伴い、あなたの行動の変化についてあてはまるものをお選びください」という質問には、50歳未満・50歳以上ともに4割を超える人が「マスク着用時に装着部位にメークをしなくなった」と回答しました。特に50歳未満では約5割が「メークをしなくなった」と答えています。
「メークする機会が減り、スキンケアを行う機会が増えた」「マスクでも落ちない&ヨレない化粧品を買うようになった」との答えた人も各年代に見られており、求める化粧品の変化がうかがわれました。
また、「オンライン通話で画面映えするメークをするようになった」という回答を選んだ人は、50歳未満では14.3%、50歳以上では5.2%と10ポイント近く差があり、年代による生活様式の違いが感じられます。
購入する化粧品の変化について、「あなたが直近1か月で使用している化粧品についてお聞きします。以前使用していた化粧品と、購入する商品が変わった化粧品はありますか」という質問では、年代問わず7割以上が「変わったものはない」と回答。約2割が「スキンケア・基礎化粧品」について購入する商品が変わったと答えています。
これは、「メークする機会が減り、スキンケアを行う機会が増えた」という美容意識の変化を裏付ける購買行動といえるのではないでしょうか。
さらに、「以前使用されていたスキンケア・基礎化粧品と比較して、価格はどのように変化しましたか」という質問も実施。それぞれの化粧品につき1回ずつ回答を得ていますが、50歳以上では項目によって回答者数にばらつきがあり、世代間で使われている化粧品の違いも明らかになっています。
全体的な傾向では、50歳未満の方が以前より高価な商品を購入している方の割合が高いという結果に。以前より高価なものを購入するようになった化粧品については、乳液・化粧水・美容液・クリームオイルといった項目は共通するものの、それ以外は年代によって異なる傾向を見せています。
「あなたは、今までに使用したことがない化粧品を購入する前にテスターを使用することは必要だと思いますか」という質問では、どちらの年代でも「必要だと思う」「やや必要だと思う」との回答を合わせると8割を超える結果となりました。
新型コロナウイルスの影響でテスターを置かない店が多くなった今、新しい化粧品を買うことは不安を伴うことになっているようです。化粧品を販売する側には、テスターなしで使い心地や効果などを伝えることが求められていると言えるでしょう。
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