2014年生まれの双子を育てるミハイロ(@mihajlo0011)さんが、子どもたちを「褒める」ことについて漫画にしています。
事の発端は、ミハイロさんが保育園まで双子をお迎えに来た時のことでした。保育園のお友達・ユイちゃんのお父さんが、ユイちゃんの描いた絵を見て、「すっごーい!! めっっっっ……ちゃくちゃ上手に描いたね!!」と、満面の笑みで褒めちぎっているのを目撃したのです。周囲が明るくなるようなパワフルな笑顔で称賛されたユイちゃんは、にこにことうれしそうにしています。
ユイちゃんパパのすてきな「褒め」に関心したミハイロさんは、思わず自省します。最近の自分の褒めはどことなくおざなりな「ビジネスヨイショ」になりがちだったのではないか、褒めるより怒ることの方が多かったのではないか……。
そう考えていたある日、ミハイロさんは子どもたちの会話を偶然耳にします。双子の弟・レイくんが、折り紙をしながら「ボクがんばって作るんだ トトにホメて欲しいから」と話しているのです。
まさか、お父さんに褒めて欲しくて一生懸命作品を作っていたとは! ミハイロさんは感動し、今こそユイちゃんのお父さんの「褒め」を見習うときが来た、と決意します。
ミハイロさんは思い切り笑い、身振り手振りも交えながら、「レイ!! めっちゃんこ上手やないか!!」「特にこの飛行機の羽の部分… 芸術や!!」「でかしたぞ!! レイ!!」と全力で褒めちぎりました。
お父さんの最高の「褒め」をもらったレイくんは、「ふ…べ…べつに… カンタンだし…べつに…」と、照れが止まりません。「褒め」は褒めた側も褒められた側もうれしくなる、すてきな営みですね……。
しかしふと振り返ると、双子の兄・セイくんがじっと見ています。どうやら「褒め」の順番を待っていたようです。さっそくミハイロさんはセイくんの作った紙飛行機を指し、「セイもすごいぞ!! この先っちょのへんディモールトベーネや!!」と、『ジョジョの奇妙な冒険』風に褒めまくりました。
すると今度はレイくんがじっとこちらを見てきます。セイくんが褒められていると自分も褒められたくなってしまうようです。レイくんもセイくんも、どちらの紙飛行機がより褒められるのか気になっていたのでした。そして2人の子どもたちから同時に「褒め」を求められたミハイロさんも、慌ててしどろもどろになってしまいます。む、難しい〜!
2人の子どもに対し、同時に、バランスよく、かつ「ビジネスヨイショ」にならない言葉で褒めるのは、なかなか至難の業のようです。「仲良くホメられてくれ…」と祈るしかないミハイロさんなのでした。
画像提供:ミハイロ(@mihajlo0011)さん
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