Amazonの転売業者をブラックリスト化するツール「アマゾン転売屋ブラックリスト」誕生
ブラックリストに登録した業者には、Amazon.co.jp上で「転売ヤー」のラベルが表示されます。
Amazon.co.jpの転売業者をブラックリスト化するツール「アマゾン転売屋ブラックリスト」を、フリーランスの技術者が開発して注目が集まっています。
開発したのは秀(@jackpot__hide)さん。ツールはブックマークレットとして配布しています。
ブックマークレットでは、セラーをブラックリストに登録したり、登録を解除したりすることが可能。登録したセラーはAmazon.co.jp上で「転売ヤー」のラベルが表示されます。詳しい使い方は秀さんのnoteで説明されています(※個人情報などが気になる人は、Amazonにログインせずに使うことも可能です)。
秀さんに開発のきっかけを聞いたところ、「転売業者データベースとか作って、Amazonで買うときに警告出すようなプラグイン作ろうかしら」とツイートしたところ、思った以上の反応があったためとのこと。その後「500いいね行ったら作成します」と投稿するとすぐに500いいねを突破。「500イイネきたら作るわって言ったすぐに500いいねいっちゃって引き際をミスったというのがあります(`;・ω・´)」(秀さん)
ブラックリストはAmazonのセラーIDを利用しているとのこと。転売業者が店名を変更しても、IDを変えることはできないためです。今後は、簡単に変えられないであろう住所を使って、(英語表記や全角・半角表記で回避されるのを防ぐために)郵便番号と番地で怪しいセラーのチェックをできる機能を検討しているといいます。
ブラックリストのシェアも可能
自分で作成した転売業者のブラックリストを共有する機能も実装されており、自分のブラックリストに名前をつけて共有サーバに保存し、コードを公開することでほかのユーザーと共有できます。
現時点では共有したブラックリストはサーバ上では統合されず、「信用できる相手がシェアしているブラックリストのコードを使う」形になっており、「悪意のあるリストが混じる可能性は今のところ低いと思っています」と秀さん。また偽のブラックリストが出回らないよう、いずれは対象商品のWeb魚拓ごとサーバに保存できるようにして検証が可能な形にしたいとのこと。
次世代バージョンでは、ブラックリストに電話番号や住所などを足して郵便番号と番地でもチェックできる「ディープチェック」機能をつけると、「かなりの転売屋に対して不買運動ができる」と考えているとのこと。また「転売ヤー」という表示の横に、Web魚拓へのリンクを貼って、それによってユーザーが自己判断できる形も検討しており、気軽にWeb魚拓が取れるサービスを探しているところだといいます。
秀さんが転売業者を嫌っているのは、「親族がマスクが手に入らなくて大変な思いをしたから」。ブックマークレットは転売屋撲滅が目的なので、プログラムの改変や再配布などは著作権表示などがなくても「バンバン拡散してもらえれば」と述べています。
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返品処理までの対応は誠実なものでしたが、交換品も不良品だったことをレビューに追記したところ、もみ消しを図るメールが来たそうです。