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ハッシュタグ「ジブリで学ぶ主婦業」が大盛況 『千と千尋』や『ゲド戦記』の名場面が育児あるあるに見えてくる(1/2 ページ)

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 スタジオジブリが作品の場面写真400枚を「常識の範囲でご自由に」利用できるよう提供したことをきっかけに、ハッシュタグ「#ジブリで学ぶ主婦業」が盛り上がっています。

 このハッシュタグは、ジブリの場面写真を忙しい主婦の1シーンに見立ててコメントをつけ、再生産労働の悲喜こもごもをシェアするというもの。あの名場面もこの名場面も、キャラクターを主婦に見立てると全く違う風景に見えてきます……!


ジブリで学ぶ主婦業 あの場面もこの場面も主婦業に見えてくる……!?

 例えば『崖の上のポニョ』の場面写真からは、視界いっぱいに近づいてくるポニョのユーモラスなショットに一言「午前1時」と書き添えたツイートが人気です。いくら寝かしつけようとしてもポニョのように元気いっぱいに遊ぼうとするお子さんの姿が目に浮かぶようです。

 ポニョが自分の髪を引っ張るシーンは、登園5分前だというのに結んでもらった髪の毛を自分で解いてしまう幼稚園児に見立てられています。ポニョの服も言われてみれば幼稚園のスモッグに少し似ている……。

 『ゲド戦記』の写真からは、アレン王子が心臓を押さえる場面を、母乳パッドを着け忘れた母親のシーンとして解釈する投稿が人気を集めました。アレンの心臓から放たれる光が、ちょうど母乳パッドがないことによる衣服の染みのようにも見えてきます。これはピンチだ……!

 ほかにも、アレンに剣を渡すゲドの様子に「ほら、明日図工で使うって言っていたラップの芯 こんなこともあろうかと取っといたんだよ」というキャプションを付けた投稿や、投獄されて床に横たわるゲドに声をかけるテナーの場面を「休日の夫と妻」になぞらえ、子どもを公園に連れていくよう急かすシーンに読み替えた投稿も人気です。

 『千と千尋の神隠し』の名場面も「主婦業」大喜利によってユーモラスに読み解かれています。千尋に迫る湯婆婆は、子どもがレゴを片付けないことに怒るお母さんに見立てられました。踏んだら痛いので、レゴは片付けましょうね……。

 口から光を吹いてまじないを使うハクは、洗濯機から出てきた散り散りのティッシュペーパーを掃除する主婦に見えてきます。千尋を助けるハクの姿は、ある意味「保護者」かもしれません。

 『千と千尋の神隠し』ではカオナシも人気で、たくさんの料理に囲まれるカオナシを、炊事をお休みした日の主婦に見立てた投稿、線路にひとり立ち尽くすカオナシを3年ぶりに「ひとりの時間」を得られたものの何をしていいかわからなくなっている母親に見立てた投稿もありました。

 ジブリ映画の豊かなイメージを見ていると、自分の状況に引き付けた想像が掻き立てられますね。大変な家事労働に励むみなさんを、ねとらぼは心から応援しています……!

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