独身時代のダメ生活に終止符を打つために習い事を始めようとしたけれど……漫画「ツボウチさんダンスを習うの巻」の話が身につまされます。作者はツボウチ(@pullalongduck)さんです。
独身時代のツボウチさんは休日前には食料を買い込み、お風呂も入らずテレビやゲームをしながら過ごすという「ダメ生活」を送っていたといいます。しかし、これではダメだと思ったツボウチさんはある掲示板で見つけたダンス教室の生徒募集の書き込みに連絡をしてみます。
すると、ダンスの先生から連絡があり、顔合わせということでごはんに誘われたツボウチさんは、面接までしてくれていい人だな〜と思いつつ、当日を迎えます。
待ち合わせ場所にいた先生は、今から知り合いの店に行くと言うのですが、到着するとなぜかそこはパーティー会場。
聞けば、先生はダンスの他に交流イベントも主催しているといいます。たこ焼きはセルフで焼き、飲み物は紙コップで……先生はテンポよく説明し「二千円もらっていいかな?」と参加費を要求します。どうやらここにいるのはダンスを習いたい人の集まりではなく、先生主催のイベントの参加者だったのです。
「なぜ私はここにいるんだろう ただダンスをしたかっただけなのに」と思ったツボウチさんは自分がカモにされたのだと悟ります。先生はツボウチさんに「すごい人」を紹介してくれ、講演会やら知り合いのパティシエのお茶会や知り合いのバーテンダーのお店の飲み会などを勧めてきます。もちろんすべて有料!
ツボウチさんは口では「へーすごいです」と言いながらも、心の中では「交流の場を提供していますみたいな顔で金をむしるな」と本当の気持ちを言えない自分との戦いを繰り広げていました。
後日、先生からダンス教室の開始日について連絡が来ましたが、ツボウチさんは適当な理由でダンス教室には通わないことを伝えました。こうしてツボウチさんのダンス体験は一度もダンスをせぬまま幕を閉じたのでした。
ツボウチさんは、「タコパ」「花火」「タワマン」「知り合いのDJ」などのパワーワードはほぼ黒なので気をつけてとも呼びかけています。今、さまざまなことがネットで済んでしまうからこそ、危険なことにも知らぬ間に近づいてしまうこともあるのかもしれません。ダンスを習いたいだけだったのに……別の世界に連れて行かれちゃうことが無いよう気をつけねば!
この漫画の読者からは「こんなんばっかりもうwwwでも、わかります。私も独身の頃大阪で一人暮らししてたんですが、今振り返るとめちゃくちゃ罠張り巡らされてたな〜と思います。」「自分で作るたこ焼きに2000円払いたくないです」「顔合わせの誘いの時点でフラグが立ちましたね。行っちゃダメッと思いながら見届けました!!」などの反応がよせられました。
ツボウチ(@pullalongduck)さんは、ベネッセのたまひよONLINEで息子さんを妊娠している時の話を描いた漫画「ツボウチ妊娠劇場」を連載中です。
画像提供:ツボウチ(@pullalongduck)さん
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