現実にはありえないような虚構記事を掲載するサイト「虚構新聞」が9月28日、記事の内容が事実になってしまったと謝罪しました。事実になってしまった記事の内容は、小学校が感染症対策を施した運動会を開催し“2メートルのロングバトン”使用のリレーが行われたという9月12日の記事。“ロングバトン”の名称から2メートルの長さまで一致しています。うそやん……。
事実のニュースを伝えたのは、毎日新聞。相模原市中央区の市立田名北小で9月27日に、ウレタン製の棒にビニールを巻いた長さ2メートルの「ロングバトン」でソーシャルディスタンスを保って行うリレーなど、感染症対策を実施した運動会が開催されたとのことです。
虚構新聞の記事と写真も含め極めて一致度が高く、虚構新聞は“誤報”(※)と認定。記事の執筆者である社主UKさんは、本社ビル地下3階地下牢拘留2日間(おやつ抜き)の刑が言い渡されました。なおUKさんは社内での聞き取りに対し、以下のようにコメントし反省の態度を示さなかったとのこと。
「コロナ禍でもなお運動会を強行するなら、こんなことになるからあきらめなさい」ということを逆説的に報じたつもりだったが、こんな悪ふざけみたいな競技を実際にやる学校が出るとは予想できなかった。全部コロナが悪い
(※)虚構新聞では通常と逆で記事の内容が事実になってしまった場合に“誤報”扱いとなる
今回の誤報にネット上では、「『こんな悪ふざけみたいな競技を実際にやる学校が出るとは予想できなかった。全部コロナが悪い』せやなw」「虚構新聞の記事を真に受けたまでありえる」「さすがにこれは虚構新聞に同情を禁じ得ない」「2mのバトン?何だ虚構だろどうせからの虚構の謝罪を見て、え、まじだったの?になるこの心の動きの説明がつかない」「最近は現実と虚構のソーシャルディスタンスが保たれていないと危惧しております。虚構新聞として現実世界に飲み込まれる事なく更なる独立性のある虚構情報を期待しています」といった声が寄せられています。
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ウソがホントで、ホントがウソだった。