「風呂で毎日聞かされる娘の妄想の話」を図解したイラストが壮大で面白いとTwitterで話題です。いろんなワクワクする設定が詰まってる……!
投稿したのは、Twitterユーザーのpoyavr(@poyavr)さん。どんどん増えていく娘さんによる妄想の世界の設定を「一度描いてみよう」と、わかりやすくイラストと文章で図解化。以下、それをもとに簡単に世界観をまとめます。
この世界の始まりは「地球の魂」による創造。地球は、途中で作った「巨人」に後の創造を任せると眠りにつき、“最後の日”に目覚めてすべてを終わらせるといいます。
しかし地球の代行として創造された巨人は、その最終的な滅亡の日を延ばして永遠に君臨しようと目論みます。戦争や環境破壊で地球を眠ったままにしようとしており、すべての生命の作り主である彼は人間を操っています。
そんな巨人が最初に創造した人類が「リボン人」。彼らの時代は三葉虫が生きていたとされる数億年前の古生代で、シルル紀とデボン紀の間に「リボン紀」が存在。超科学文明を築いたリボン人は、いわゆる時間旅行が可能で、そのため完全な運命論者となった彼らは、元々の運命である滅亡を受け入れ、巨人と敵対するようになります(以下の二派に分かれる形で対立)。
- 地球派……戦争や犯罪のない世界だが、滅亡が定められた決定論的世界観
- 巨人派……巨人による永続的な世界。いろんな過ちは看過する
その後タイムマシンの事故により、“リボン文明”そのものは滅亡してしまいますが、各時代の生き残りが「リボンの形」で生物に寄生。巨人に操られないリボン人は、巨人による人間の洗脳(人間自身は認識できない)をまれに解きつつ、寄生して巨人の活動を阻止しようと暗躍します。
リボン人が望むのは地球の復活。そしてそれは世界の滅亡が訪れることを意味します。果たして人間たちの運命は――。
現在保育園に通っている娘さんから、SF的で深い世界観が出てくること驚きますが、poyavrさんによると娘さん本人は「遊びで言ってるだけで本人はサンタも信じてくれません」とのこと。豊かな妄想の世界をしっかりフィクションとして楽しんでいるのがさすがです。そして毎日娘さんの話を聞き流すことなくここまでまとめたpoyavrさんもすごい……!
そんな娘さんが妄想の話を展開するようになったのは、3歳の頃からとのこと。今回の設定は、娘さんがテレビで殺人事件や虐待のニュースを見て「これは神さまが操作をミスったんじゃないかな」と言い出したのがきっかけで、その発想が両親にウケたことから、どんどん設定を肉付けしていったようです。
ちなみに、他にも「惑星毎に違う形の巨人がいるらしい」といった設定もあるそうで、上記のイラストに出てきたユニークな設定の「リボン紀」は、図鑑を見て思いついたダジャレなのだとか。そこからリボンを使ったかわいい設定まで膨らませたと思うとアツい。
poyavrさんは「完成度高いけど逆に普通すぎなのでは……」と、王道なSF設定に親として不安もあるようですが、Twitterでは「素晴らしい想像力」「いろいろ物語が作れそう」「そのまま伸ばして欲しい才能」と称賛の声が寄せられ、その細かい設定を楽しみつつ考察したりする声も上がっています。
画像提供:poyavr(@poyavr)さん
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