「CLANNAD」移植版メーカー「ノベルゲームのプレイ配信控えて」 ネタバレが直接的な損失に（1/2 ページ）

同意する声が多い一方、「どこまでならOK」と線引きしたうえでの配信許可を求める声も。

[沓澤真二，ねとらぼ]

　「CLANNAD」や「Kanon」など、PC用ノベルゲームの家庭用ゲーム機向け移植を多数手がけるプロトタイプが、同社作品のプレイ動画の配信を控えてほしいと呼びかけ、大きな反響を呼んでいます。

プロトタイプの近年のラインアップ

　ノベルゲームは物語を読み進める形式のため、コンテンツとしては映像作品や書籍と似たスタイル。ゆえにプレイ配信で内容を明かされるのは、営業上の損失になるというのが同社の主張です。

　プロトタイプは移植作の権利元とともに、これまでもプレイ動画の削除を求めてきたとのこと。しかし投稿件数は昨今急増し、対策に要する時間も増加していることから、あらためてプレイ動画の投稿・配信を遠慮してほしいとお願いしています。

　Twitterでは、「ノベルゲームの配信は映画の違法アップロードと変わらない」「アクションやシューティングなら自分でも遊んでみようと思うが、ノベルゲームの場合は配信を見ると買う必要性がなくなる」など、理解する声が多数。

　その一方で、「全面禁止にするとせっかくの盛り上がる機会を失いかねない」と懸念する声も。公開可否の領域や配信期間を定めるなど、線引きしたうえで許可してほしいといった要望も出ています。