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Nintendo Switch、一部ソフトに海外の「IARC」レーティング採用 「CERO」審査不要で海外ゲームが充実しそう

ダウンロード専用ソフトに限り、IARCの審査を通せばCEROの審査が不要に。

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 Nintendo Switch用のダウンロードソフトが、海外レーティング団体「国際年齢評価連合(IARC)」による審査だけで国内販売できるようになったことが分かりました。従来は国内団体のコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)による審査が必須でした。


IARC 直近の発売タイトル一覧。どのゲームも「12歳以上推奨」を示すマークが付いていますが、真ん中だけ数字で表記。これがIARCによるレーティングを示すものです

IARC 10月22日発売予定の「inbento:インベントウ」も、IARCのレーティングのみ

 Nintendo Switch用ゲーム「The Legend of Ninja」が、IARCによる審査のみで10月8日に配信開始されたことを受けて判明したもの。

 IARCはダウンロード専用のゲームおよびアプリのみを対象に審査する団体で、米国の「ESRB」や欧州の「PEGI」など、幅広い地域の団体で構成されています。この審査を通過したゲームは加盟各国・地域で販売できますが、CEROは加盟していないため、これまで日本での販売にはCEROの審査が必要とされてきました。


IARC 任天堂によるIARCの説明。レーティングが3+〜18+の5段階で表記される

IARC 例えば「12+」ならば12歳以上と、数字がそのまま推奨年齢の最低限となる

 ただし、プラットフォームホルダーが加盟し、独自の判断でIARC審査タイトルを取り扱うことは可能。既にマイクロソフトは一部のXbox One用ソフトを、日本でもIARCの審査のみで販売しています。任天堂は公式サイトにIARCレーティングの説明ページを設けており、マイクロソフトと同様の方針をとったとみられます。

 これにより、これまで日本独自のレーティングへの対応が困難だった海外メーカーの負担が軽減され、海外タイトルのラインアップがさらに充実する可能性があります。


IARC 「Untitled Goose Game」は、Xbox One版がコンソールで唯一IARCの審査のみ

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