モフモフされたら猫になる! ゾンビの恐怖と猫のかわいさが融合したカオスな漫画「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」が月刊コミックガーデン/MAGCOMIにて連載開始し、とんでもない作品が始まった……とネットを震撼(しんかん)させています。
『ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット』は、ホークマン(原作)/メカルーツ(作画)による漫画作品。人間を猫に変異させる恐怖のウイルスが蔓延した地球を舞台に、生き残った人類の戦いを描くサバイバル漫画です。……多分。
「猫にモフモフされたら猫になる」というメルヘンな設定にもかかわらず、絵のタッチは緻密に描き込まれた劇画調。主人公も渋カッコイイ無骨な男で、だけど実際は猫が大好きすぎて「嫌われたくない……!」と葛藤しながら戦っているという、ギャップにギャップを重ねたカオスな読みごたえに魅了される人が続出。なんなんだこれは……と公開早々Twitterで話題をよびました。
猫たちは徒党を組んでモフモフしようと人間に襲い掛かり、たとえ建物の中に逃げ込んでも、窓の外から「入れて入れてー」とガラスを引っ掻いてきます。果ては狭い隙間を見つけて液体のようにスルリと入り込んでくるのです……。ああ……かわいすぎる! 捕まれば人間でなくなってしまうヤバイ状況なのに、相手が猫だから妙にほのぼの。そんな緊張と緩和に思わずクスリと笑えます。
また前述したように、主人公のクナギは猫を愛する男。猫から逃げるために水をまきながら「駄目だ! これ以上は俺の心が持たん!」と男泣きする姿は、申し訳ないけど面白い。すなわち彼の性格は、“猫と戦う”という、ともすれば猫好きのヘイトを買いそうな行為を共感と笑いに昇華させているのです。私はもう、1話を読んだだけでクナギのことが大好きになってしまいました。猫よりアンタの方がかわいいよ!
果たして人類が再び猫をモフれる日は来るのか……? 新感覚ゾンビサバイバル「ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット」は月刊誌・月刊コミックガーデンおよびweb漫画サイト・MAGCOMIにて連載中です。
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