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3人のお子さんを育てるツマ子(@tumakonofamily)さんが、自宅で起きた恐怖体験について漫画にしています。怪談が苦手な人は閲覧をお控えください……。
ツマ子さんの家には、4歳のイチローくん、双子のイチコちゃんとニコちゃんがいます。その日の夜ツマ子さんは、2階の寝室で双子が入眠するのを見守ったのち、イチローくんが1階のトイレに行って戻ってくるのを待っていました。
1階につながるドアの前、眠そうにしていたツマ子さんの耳に、ふと「あけてー」という声が聞こえてきます。「あけてー」「あけてー」と繰り返し言われるので、何か様子がおかしいと思い、「イチロー?」と名前を呼びますが、「あけてー」という返事しか返ってきません。
「あけてー」「あけてー」……返事もなく繰り返されるその言葉に、ツマ子さんは「これ イチローじゃない」と確信してしまったのです。
「あけてー」は続いています。しかし一度イチローくんではない気づくと、最初は高い子どもの声に聞こえてきた「あけてー」が、全て違う種類の声に聞こえてくるのです。これは人ではない何かだ、と感じたツマ子さんは、自らの身の危険より、トイレから戻ってきたイチローくんが声の主と鉢合わせする可能性が恐ろしくなってきました。なんとしてもイチローくんが戻る前に、ドアの前にいる「何か」を追い払わなければいけません。
そう思い、ドアに向き直ったツマ子さんは、さらにもうひとつの事実に気付きます。それはドアの下、床との間からわずかに見える影の数が、ひとつではないということでした。
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出かけたとき、鍵を閉め忘れた気がする。