「貴方ならもっといける」「絶対に神絵師になれる」 応援コメント糧に10カ月で神絵師へと成長した人が話題に(1/2 ページ)
『鬼滅の刃』の煉獄さんのイラストをきっかけに衝撃の上達。
「貴方ならもっといけると思います!」「絶対に神絵師になれると思う」――という応援コメントを糧に努力を続けた人が、本当に神絵師へと成長して話題を呼んでいます。ご本人を取材しました。
「数ヶ月前僕に温かいコメントをくれた人達、僕は成長できたでしょうか…!」との投稿で話題を呼んでいるのは、19歳の大学生、慎(@Shin_yone_edo)さん。きっかけは、漫画『鬼滅の刃』8巻の表紙に登場するキャラクター・煉獄杏寿郎の模写をする様子を2020年1月にYouTubeへと投稿したことで、8分53秒にまとめられた動画には、描いたり消したりを繰り返しながら絵を描くことを純粋に楽しむ慎さんの手元が映し出されています。
動画の投稿から間もなく、コメント欄には、「目が近い、寄り目すぎる、色がはみ出てるところがある、もう少し頑張ってくださいね!絶対に神絵師になれると思うので」「目玉もう少し上手くかけたら完璧だ!(上から目線すみません)」と応援のコメントが届き始め、中には「貴方ならもっといけると思います!そしていつか神絵師に…!アドバイスとしては、目玉がちょっと寄り目になっているのでもう少し離した方がいいと思います! 手の描き方、凄く上手ですね あと、ボールペン(かな?)で線画するときに、線の強弱をつけるととてもカッコよく描けると思います!頑張ってください!応援してます」と、的確なアドバイスとエールを送る人の声も。
慎さんは、こうしたアドバイスを受けて絵を描き続け、約10カ月後にTwitterへ渾身の煉獄杏寿郎のイラストを投稿。「数ヶ月前僕に温かいコメントをくれた人達、僕は成長できたでしょうか…!」と、YouTubeでもらったコメントのスクリーンショットを添えたところ、「数ヶ月でここまで変わるなんてすごすぎます」「どんな伸び代してんですか…最高です」「神絵師への階段を着々と昇っていると思います!」と称賛の声が上がっています。
一番はるんるんで「楽しく描く」こと――ご本人を取材
ねとらぼ編集部では、慎さんご本人を取材。絵が上達したきっかけなどについて聞きました。
――すごい反響ですね。絵を描き始めて今でどれぐらいですか。
慎:趣味として描き始めたのはここ1年です!
――絵が上達したのはどんなことをしたからだと思いますか。
慎:いろんな絵師さんの描き方や塗り方をいい意味で盗んだからかなと思います! 正直技術を盗んでは自分のものにしてって感じです。あとはよくTwitterに流れている「目の描き方」とか「手の描き方」とかのアドバイスを参考にしていました。ただ、ここまでは前置きで一番は「楽しく描く」ことだと思います。好きな音楽を聴きながら、好きな動画を流しながら、るんるんで描いていたら自ずと絵も生き生きして見えました。
――10カ月前、YouTubeに応援のコメントをくれた方にどんなことを言いたいですか。
慎:数万とあるイラストアカウントの山から僕を見つけてくれて、さらにはコメントまで残していってくれてとても感謝しています。今後も自由気ままにお絵描きライフを楽しみます。
――今度はどんなものを書いてみたいですか。
慎:正直何も決まってません。いいなとその時思ったものを描くだけなので。最近「鬼滅の刃」の映画を観てありえないくらい泣いたので、鬼滅キャラを描いていきたいとは思っています。
絵師の成長を支える期待と応援の声。ネットが紡いだ絆の物語には10月20日現在で18万件を超える“いいね”が寄せられています。
画像提供:慎(@Shin_yone_edo)さん
(Kikka)
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