「徹夜はやめとけ」「寝たほうが良い」とよく言われますが、なぜなのか。それを考えるために、ねとらぼ読者から「限界まで徹夜でしてアカンことになった体験談」を聞いてみようという連載企画です。今回は「ゲームにのめり込み過ぎて、小人さんが見えちゃった」という方のお話を伺いました。
「ふと気配のようなものを感じて下を見ると、そこには小人たちが……」
23歳くらいだったころに、ゲームで三徹したことがあります。期待していたゲーム(たぶん「ドラクエ7」)の発売日に親が旅行かなにかで出ていて、ちょうど自宅に一人きりで。
徹夜しているあいだは食事の支度(と言っても、インスタント食品が大半でした)と、それを食べているとき、トイレに行くとき以外はひたすらゲームをしていました。恥ずかしながら、シャワーすら浴びていませんでしたね……。
―― 超ゲーム漬けですね。
それでふと気配のようなものを感じて下を見ると、そこには小人たちがいました。
絵本や童話に出てくるような姿形で、服装は三角のトンガリ帽子にシャツ、半ズボン、布製っぽいブーツという感じ。顔はリアルというより、イラスト寄りだったと思います。
それがプレステ本体のまわりをキャッキャしながら歩いていたり、5人くらいでゲーム機とテレビをつなぐコードを滑り台みたいにして滑っていたり、あとは、たぶん10人はいたと思うんですけど、何か(本当に分からない何か)をバケツリレーしていたり。
目にした瞬間、「あ、これヤバいやつだ」とすごく冷静に考えていたのを覚えてます。そのまま小人を放っておいて、ベッドに転がり爆睡しました。
―― そこの判断力はしっかりしてたんですね。
目が覚めると小人の姿は消えていて(当たり前ですけども)、ゲームもテレビも点いたまま、セーブすらせず放置された状態でした。
あれから20年たちますが、小人は一度も見ていません。今はもう43歳なので1日なら何とか徹夜もできますが、それ以上は体力的に無理ですね。
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