南海電鉄のホテルに特別客室「トレインルーム」登場 運転シミュ遊び放題で「眠れそうにない」「楽しそう」(2/2 ページ)
ソファは「特急サザンのクロスシート」、マスコン付きの本格鉄道シミュレーター「やり放題」!
「見る鉄」もにっこり 「ラピートのテーブル」付き展望スタンド
「どちらかというと電車や景色をのんびり見るほうが好きなんだけどなあ」という人もご安心ください。
もう1つのベッドルームには、角部屋ならではのガラス張り展望エリアが設けてあります。南海難波駅周辺、大阪の街並みを優雅に楽しめます。
「あれ、置かれているテーブルに見覚えがある」と思った人は南海通ですね。配備する楕円形のテーブルは「特急ラピート」で使用されていた本物のカウンターテーブルです。高級感ある雰囲気がホテルの部屋にも似合っています。
ここはさながら「南海電鉄ミニ博物館」です。眼下に難波の街並みと難波駅の線路、壁に南海電車の写真がズラリと飾られ、「インテリア」は実際に使われていた鉄道放出品の数々。見て楽しめるベッドルームになっています。
トレインルームは10月26日に提供開始。フレイザーレジデンス南海大阪に評判や反響を聞いたところ「ニュースなどに取り上げられたこともあり、おかげさまでお問い合わせも増えています」とのこと。宿泊予約も早速入っているそうです。
気になる宿泊料金は通常時設定で1室1泊3万9000円(税込)から。1人宿泊だとかなりぜいたくですが、こちらは「1室単位」の価格設定。複数人で泊まれば割安です。1室4人まで泊まれ、Go To トラベルキャンペーン(関連記事)にも対応します。
レイトチェックアウト(15時)や、選べる南海電鉄オリジナルグッズのプレゼントの特典もあり(※開始時。現在は提供を終了)、鉄道ファンや電車好きのお子さんがいる家族はチェックしておきたい、楽しめる宿泊先の1つになりそうですね。
トレインルーム大喜利も開始、南海球団といえばやっぱりあの方
さて、そんな鉄分がなかなか濃いフレイザーレジデンス南海大阪のトレインルーム。「運転シミュレーター完備」などのインパクトある設備を目の当たりにしたネットユーザーの間で「トレインルーム鉄道大喜利」も始まっていました。
南海電鉄はかつて、プロ野球球団・南海ホークスを持っていました。南海ホークスといえば、故野村克也氏が選手・監督として所属していた球団。そのためか野球ネタもかなり登場していました。南海に寄せる関西人のいろんな思いが垣間見えました。
(鶴原早恵子)
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