「徹夜はやめとけ」「寝たほうが良い」とよく言われますが、なぜなのか。それを考えるために、ねとらぼ読者から「限界まで徹夜でしてアカンことになった体験談」を聞いてみようという連載企画です。今回は「大学の学期末に5日間寝ないで頑張った結果、起こったこと」を伺いました。
何もしなくても鼻血が出る、立っているだけで吐きそうになる、歯が折れる
今まで一番長いもので、五徹したことがあります。
仮眠らしい仮眠も取っておらず、数分間寝ていたのか寝ていなかったような状況が時折あるくらい。エナジードリンクを飲み続けたせいで、その後しばらく触らずとも鼻血が出る状態が続きました。
―― どうしてそこまでして起きていたんですか?
芸術系の大学で音楽を専攻しているのですが、1月の学期末に制作課題やプレゼンに追われていたんです。そのときは最終課題の発表が遅かったり、濃い内容の授業ばかり履修していたりして寝る時間がありませんでした。
結果的には努力のかいあって、高評価で単位を取得できたのですが。
―― 期末のただでさえ忙しい時期が、諸事情あってすさまじいことになっていたわけですね。
全ての課題が提出し終わった日。体が緊張から解放されてのか、大学から帰っている途中で体が突然“今すぐ横になれ、目を閉じろモード”に入り、吐き気と疲労感に襲われました。
感覚的には全く眠くないし、むしろ寝てはいけないという謎の使命感に駆られていたのですが、体が勝手に目を閉じようとしてくるような、座るか寝るかしないと今すぐにでも嘔吐しそうな極限状態でした。
ちなみに、自分と同様の授業を受けて5日間徹夜した友人がいたのですが、その人は突然前向きに倒れて歯を折りました。
―― 生物として危険な状況だったのかもしれませんね。
私は今、シラバスをしっかり読んで、課題を理解したうえで計画的に取り組むよう努力しているので、ここまでの徹夜は今のところありません。
新型コロナの影響でほとんどの授業が在宅で、いつでもゲームや漫画、娯楽や誘惑と隣合わせで授業を受けなければいけない現在、よりしっかりと自分を律して行動しないと後々後悔するだろうなと感じています。
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