見た目があまりにも陶器の壺にそっくりなバウムクーヘンがTwitterで「どう見ても壺」と話題になっています。すごすぎて気づかずに素通りするレベル……!
いくつかの高そうな壺が並んだ陶器店のショーケースかな? と思ってしまうほど、形から色合いに至るまで完璧に“壺”を再現したバウムクーヘンが飾られており、リアルで見た投稿者もそのすごさに思わず笑ってしまうほどです。となりに「バウムクーヘン」と書かれていなかったらスルーしてしまっていたかも……。
この“壺”は、東京・世田谷区桜新町にある1965年創業の洋菓子店「ヴィヨン」が販売しているメープルバウムクーヘンで、商品名は「グランヴィヨン」。誕生のきっかけは1975年、ふらっと立ち寄った陶器の展覧会でその美しさに感銘を受けた店主が「この美しい陶器をバウムクーヘンで作れないだろうか」と思ったことから。それから本物の“土から生まれた風合い”をお菓子で表現するための試行錯誤を、日々の仕事の合間に半年間ほど重ねて完成。ちなみに最初は花瓶サイズだったそうで、お客さんの希望に応える形で、今ある大きいタイプが生まれたとのことです。
その見た目からTwitterでは「これ食べれるん!?」なんてコメントもありますが、店主に伺ったところ「もちろん食べられる」とのこと。また賞味期限は出荷日から20日とのことでした。一度持ってみたいし、食べてみたい……!
グランヴィヨンの注文はお店で受け付けており、「受注後の生産なので、大きなサイズはお日にちを頂戴する場合があります」とのことで、受注後より大体3〜5日で出来上がるようです。価格は3種類で、「グランヴィヨン中」が1万3500円、「グランヴィヨン中(カカオ)」が1万5660円、「グランヴィヨン大」が2万2680円。オンラインショップでも注文可能です。
※画像の価格は改定前のもの
パッケージも「桐箱入り」というこだわりようで、ホームページに「法事のお返し、敬老の日、母の日、結婚式の引き出物などにも喜ばれます」と書かれているように、開業祝いや還暦祝いなどに送るケースが多いとのことでした。記憶に残ること間違いなし。
もちろん、上記の創作菓子だけでなく、創業から変わらない味を守り続けている通常の「バウムクーヘン」や、甘酒を加えた「甘酒バウムクーヘン」も手作りの良さにこだわった人気商品で、お店を知るTwitterユーザーからは「しっとりしていて美味い」とおすすめする声も寄せられています。
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それでも食べる姿勢は見習いたい。