ハローキティ好きは淡路島に行くべき！ 元劇団四季シンバ役も出演のガチなショーを地元野菜を堪能しながら見てきた（1/2 ページ）
【クイズ】ハローキティの将来の夢は何か知っていますか……？
ハローキティをテーマにしたシアターレストランが淡路島にあることを知っていますか？ ハローキティ好きが思わずうなる体験展示に元劇団四季でシンバ役を務めたキャストも登場する人気公演、そしてキティとのふれあいまでを取材してきました。
HELLO KITTY SHOW BOX （ハローキティショーボックス）のショーに登場したハローキティ（C）1976, 2020 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L617120兵庫県淡路島市の「HELLO KITTY SHOW BOX （ハローキティショーボックス）」は、プロジェクションマッピングや3Dホログラムなどのメディアアートを駆使したシアターレストラン。
上空から見るとキティのお顔型になっている建物内には、日本では銀座と淡路島でしか取り扱っていないというスワロフスキーをあしらったハローキティグッズを販売するショップや、キティとのグリーティングを楽しめるステージなどが展開されています。
ショーの前にまずチェックしたいのは、「キティの夢」を描く3Dホログラムの展示。
突然ですが皆さんは、キティの夢が「ピアニスト」であるということをご存じでしたか。筆者は今回初めてこの展示を見て知ったのですが、なんとキティはこの夢をかなえることができ、観客の前で初めてとなるピアノリサイタルを開催するのです。
リサイタルの前には、植物性食品やオーガニック食品を使ったヴィーガン料理のランチボックスを堪能しながら、特別公演「続・淡路七福神録」（11月17日まで）の上演を楽しむことができます。
筆者はヴィーガン料理を初めて食べたのですが、お肉を一切使っていない唐揚げは噛みしめるとじゅわっと肉汁があふれ出すような感じがしたほか、地元のお野菜を使った料理はどれもおいしく本当に驚きました。
またお料理と共に楽しめる公演の内容は、パワースポット巡りとしてとても人気がある「淡路島七福神霊場巡り」にちなんだもの。恵比須、毘沙門天、弁才天、福禄寿、寿老人、大黒天、布袋尊が登場するとってもおめでたい気持ちになれる演目なのですが、恵比寿役の方、どこかで見た気がします。
あらためてよ〜くみてみると、恵比寿役を務めているのは、劇団四季で長く「ライオンキング」のシンバ役を務めていた友石竜也さん……！ 最近ではテレビ東京系の「カラオケ★バトル」にもミュージカル俳優として出演されていたすごい方です。
また毘沙門天役の舞城みきさんも劇団四季出身で、脚本や総合演出を務めるのは宝塚歌劇団に首席入団したことで知られる謝珠栄さんとすごいキャスティングです……！ ショーの中では「ソーシャルディスタンス」を話題にした時事ネタも盛り込んでいた他、藤井フミヤさんや松田聖子さんの楽曲も披露されるなど、お子さんからシニア世代までしっかり楽しめる演出が満載。淡路島、なんでこんなに本気なんだ……！
続いて展開されたのはキティによるピアノリサイタル。X JAPANのYOSHIKIさんが使っていそうな「クリスタルグランドピアノ」を使って、エモーショナルに奏でるキティの映像に来場客がすっかり聞き入っていると、ステージにはモニターから飛び出したキティが登場。
観客の手拍子を受けながら歌声も披露したほか、最後は写真撮影にも応じ、来場客は終始笑顔を見せていました。
また淡路島西海岸には、海辺でハローキティのメディアアートと食事が楽しめるレストラン「HELLO KITTY SMILE（ハローキティスマイル）」もあり、こちらでは乙姫竜宮城をモチーフにした展示や、キティとのグリーティングなどを楽しむことができます。
館内には壁一面がキティのぬいぐるみになっているフォトスポットや、各所に置かれたスタンプを集めて回るスタンプラリーもあり、カップルから家族連れまで楽しんでいる様子でした。
筆者はその中から1回500円で遊べる「マスコットすくい」に挑戦。ポイの紙がとても強く、なんと10個もすくうことができました。今年はお祭りの出店も自粛されているところが多かったので、童心に戻ることができたような気がしました。
このほかにもオーストリッチを使ったキティの財布などラグジュアリーなグッズを販売しているショップや、海を眺めながらゆったりとケーキやお茶を楽しめるカフェなど、本当に見どころ満載でした。
ハローキティ好きはもちろん、カップルや家族連れも楽しめる2施設。公演についてはコロナ禍でお仕事がなくなっているショー関係者の方々のために、徹底的な対策のもと、いち早く6月6日からの再開を決定したとのことで、担当者は「今後もエンターテインメント業の携わる人々が羽ばたけるような場を提供できれば」と話していました。
（取材・文：Kikka,撮影：ゴトウ）
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