【電化製品が爆発/発火した体験談】原因は過放電? 昔遊んでいたラジコンのリチウムイオン電池が爆発した、というお話(1/2 ページ)
リチウムイオン電池は広く使われているので、ラジコン以外でも起こるかも?
身近な電化製品が爆発/発火した体験談を、ねとらぼ読者に伺う連載企画。今回は「昔遊んでいたラジコンを充電したら爆発した」というお話を伺いました。リチウムイオン電池はさまざまな場所で使われているので、“昔遊んでいたゲーム機”などでも気を付けた方がいいかも。
何年も充電されていなかったリチウムイオン電池でボヤ
叔父が昔遊んでいたラジコンのリチウムイオン電池が、爆発して燃えたことがあります。畳とカーペットの一部が焦げる程度で済んだのが不幸中の幸いでした。
状況としては「叔父が自室でリチウムイオン電池を充電しながら、私たちのいる部屋に有線LANを引きにきたときに……」という感じ。LANを引く手伝いをしていたら、ポップコーンの弾けるような「ポンポン」という音が聞こえてきました。
叔父に「(叔父の)部屋見てきて」と言われ、行ってみたら電池の破片が燃えていました。すぐに弟に水を持ってくるように言って、叔父が電気コードを抜き、水をかけて消火しました。
―― 原因は何だったと思いますか?
そのラジコンは両手で抱えるくらいの大きな、ジープのような四輪駆動車系のもの。以前、叔父が自分の子どもと遊ぶために買ったんですよ。おいっ子たちの年齢から推察するに、購入時期は2000年台前半ごろだと思います。
そのリチウムイオン電池は何年も充電されていなくて、過放電状態でした。よく確認せずに充電してしまったことで、起きた事故だと思っています。
最近、「何年も放置していたPSPのバッテリーが膨らんでいた」というツイートが話題になりましたが、それと似た感じなんじゃないかな、と。
編集部注:リチウムイオン電池のトラブルについて
リチウムイオン電池はPSPに限らず、さまざまな電子機器で利用されている一方、近年、これによる火災が増加していることから、省庁や各地の自治体などが注意喚起を行っています。
過放電のほかにも“安全に使うために注意すべきポイント”は「過充電」「衝撃を与える」などいくつか存在。本記事では列挙は避けますが、不安なときには東芝のWebサイト上で公開されている「リチウムイオン電池を安全に使うには?」というチェックリストなどが参考になりそうです。
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