俳優やスポーツ選手、漫画のキャラクターなど、手は届かなくとも大好きな“推し”を持つ人は多いはず。中には推しがいることを否定された経験がある人もいるのではないでしょうか。Twitterユーザーのこぐれ(@kogure38)さんが投稿した漫画は、さまざまな推しを持つ人たちを励ましてくれました。
漫画はこぐれさんがアイドル好きのアラフォーの知人から聞いた話を元に描いたものです。ある日知人は父親に「いつまで10も20も歳が若いアイドルに現(うつつ)を抜かしてるんだ!」と、ひどく責められたそうです。現実を見ろ、とまで言われて涙ぐむ彼女。そんな孫の姿を見たおばあちゃんが父親、つまり自分の息子をにらみました。
「私は80だけど(氷川)きよしちゃんが好き。きよしちゃんと私、37歳離れてるけど私にもおんなじこと言うの?」。推しを持つ者同士、孫が責められていることが他人事のように思えなかったようです。
その後も息子をピシャリ。「なんで年寄りになると生き甲斐を責められなくなるのに、若いと生き甲斐を責められるの?この子にとって生きる理由が一個増えてるの」。おばあちゃんは彼女がアイドル好きなのを“生き甲斐”と言ってくれました。
そしておばあちゃんの氷川きよしさん愛も爆発。「きよしちゃんのおかげで生きられるのよ。この子も一緒! 私がボケないのもきよしちゃんのおかげ! きよしちゃんに感謝しな!」
おばあちゃんの心強い言葉に感動して、彼女は号泣したそうです。なんてステキなおばあちゃんなんだ……!
このツイートにはおばあちゃんの言葉に感動する人や、自分が何かを推していることを肯定されて喜ぶ人など、多くの反応が届いています。誰かを推すことは、結婚やお付き合いしたいという気持ちよりも、見届けたい、見守りたい、応援したい、という気持ちの方が近いものです。年齢も性別も、時には次元も関係なく、推しを推し続けていきたいですね。
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