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格安航空会社のエアアジア・ジャパンが11月17日、東京地裁へ破産手続き開始の申し立てを行い、同日保全管理命令を受けたことを帝国データバンクが報じています。日本を拠点とする航空会社が、新型コロナウイルスの影響で経営破綻するのは初めてです。
エアアジア・ジャパンは、2014年3月、マレーシアに本社を置く大手格安航空会社のエアアジア・インベストメント・リミテッドの子会社として設立。2020年はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大の影響にを受け、4月以降全便の運休を余儀なくされていました。
8月の運行再開後も搭乗率は低く、厳しい運営状態を強いられていた同社は、10月から再び全路線全便の運休を決定。経営面でも希望退職を募集するなど改善を行ってきましたが、事業継続は難しく、10月5日には12月5日をもって全路線を撤廃する届け出を行っていました。
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