11月26日、オンデマンド印刷のキンコーズ・札幌北3条店(北海道)が銀座一丁目店(東京)に「店舗統合」し、利用者の間に「それは実質閉店では……?」「飛行機必須」と困惑が広がっています。
公式サイトのお知らせには「北海道からは遠方になりますが、東京都内では交通アクセスがよく、ビジネスに便利なエリアにお店がございます」とコメントが。そ、それはそうなんですけど……!
一体どういうことなのか、キンコーズに取材しました。
公式サイトによれば、11月26日をもってキンコーズ・札幌北3条店の営業は終了し、今後の業務をキンコーズ・銀座一丁目店(東京)へと「店舗統合」しました。
一般的には「要は閉店したのだろう」で終わる話ですが、「北海道からは遠方になりますが、東京都内では交通アクセスがよく、ビジネスに便利なエリアにお店がございます」と東京への来訪を願うような一文が続いため、Twitterでは「どこまでマジなの?」と困惑の声が広がりました。
キンコーズ・ジャパン広報に事情をたずねた所、オンライン会員の情報を他の店舗に引き継ぐ必要があり、通常は実際に近場の店舗との統合で対応していることから、定型文として「店舗統合」という言葉が使われたとのこと。
同社としても違和感を覚えてはいたそうで、実店舗のポスター等では「閉店」と文言を変更していたものの、公式サイトのお知らせはそのままになってしまったといいます。というわけで、やはり今回の件は「実質的な閉店」でした。ですよねー。
Twitterでは、札幌で唯一のキンコーズだった北3条店が閉店し「これからどうしよう」と悲しむ声も多く上がっています。広報は騒動について謝罪するとともに、同店の利用者に対し「いつかまた北海道に戻りたいです」とコメントしました。
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