マイクロソフトのWeb会議ツール「Teams」に導入されたノイズ抑制機能を使って、「会議中にポテチを食べてもバレないか?」という疑問を検証するイベントが開催されました。大人たちがマイク前でポテチを食べるヤバい会の結果は……?
会話中の“音声以外の雑音”を抑えてくれるとネットで話題になった、Teamsの「ノイズ抑制」の効果を試してみるための企画。実際にどれだけすごいのか、ポテチや煎餅を食べるというお遊び要素を入れつつ、本気で検証しています。
主催者はTwitterユーザーのTAICHI(@artbreak_taichi)さん。通話しながら他人のそしゃく音を聞くという、軽い地獄のような内容ですが、約20人が参加し、全部で3つの企画が行われました。そして結論から言うと、設定レベル「高(High)」だと雑音は全く聞こえなかったとのこと(!)。
1つ目の企画は「ノイズ抑制機能ソムリエ」。ノイズ抑制レベルは「自動(既定値)」「低」「高」「オフ」の4つから選べるため、選抜された4人にそれぞれ別の設定にしてもらい、「4人が順にお菓子を食べる → 他のメンバーで聞き比べ」という流れ。結果は、自動・低・オフは大差なくバリバリ聞こえたそうですが、高に設定した人のそしゃく音は全く聞こえず、一同騒然とするほどだったそうです。“ソムリエ”たちが耳を澄ませる光景を想像するとシュール過ぎますが、結果はすごい!
他にも、グループ内で1人だけポテチを食べる人を決めて、会話中にそしゃく音に気づいたら指摘する「いつ食べたか当てようゲーム!」。2班に分けて“食べる側”と“聞く側”を交代でやる「そしゃく祭り」(設定はオフと高で聞き比べ)が行われましたが、やはり設定が「高」の場合は、たとえ10人が一斉にがつがつ食べても全く聞こえず静かだったとのこと。なお、当たり前ですが話し声はしっかり伝わるので、発話時に食べ物を口に含んでいると、「何か」を食べていると気付かれることはありそうです。
参加者の反応では「マジでポテト噛んでる音聞こえない」や「そしゃく音もキーボードも飲み物も全然きこえない!」と、打鍵音やビニールの音、飲み物を飲む音も聞こえなくなったという声が上がっています。またTAICHIさんいわく「拍手の音」も聞こえなくなったそうで、少し寂しさを覚えることも。
みんなで楽しみながら行われた半分ネタのお祭り企画ですが、ノイズ抑制機能の強力さが伝わる結果でした。ちなみに、TAICHIさんのブログでは今回のイベントの詳細なレポートが公開中です。
注意点として、現時点では、会議・通話が録画されていたりすると「ノイズ抑制」は使えません。またレベル設定「高」をオンにすると多くのPCリソースが使用され、さらに通話中にデバイスの使用するリソースが多すぎる場合は「設定が低レベルに戻る」ことがあるため、ある程度のマシンスペックが必要になりそうです。詳しくはマイクロソフトのサポートページで確認できます。
画像提供:TAICHI(@artbreak_taichi)さん
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