公園でごみをポイ捨てしている小学生に遭遇し、勇気を出して注意した出来事を描いた実体験漫画に称賛の声が集まっています。作者は育児漫画などをInstagramで公開しているぶちねこなみ(@buchinekonami)さん。
ぶちねこなみさんが娘を連れて近所の公園に遊びに行ったときのこと。その公園は遊具や広いスペースにベンチもあり、赤ちゃんからお年寄りまで多くの人が利用する場所でした。その日は何人かの小学生の男子がブランコを占領。アイスを食べながらゲームをしている彼らの足元には、堂々とアイスのゴミが捨てられていました。
ぶちねこなみさんは少し迷いましたが、「この地域で子育てするオバチャン」として、自分には注意をする「権利と責任と度胸」があると意を決します。「そのゴミ捨てたの君たち?」と話しかけてみましたが、小学生は「違います」と即答。明らかにウソと分かります。
ウソだと分かっていても、否定されてしまっては仕方がありません。ぶちねこなみさんは「じゃあオバちゃんが拾っとくね」と彼らの足元のゴミを拾い始めました。小さい子も使う公園だから頼むよ……と思わずボソッとつぶやいたその時、男の子の1人が「俺らは捨ててないけど拾います…」と残りのゴミを拾い始めました。
ついでだからと、ぶちねこなみさんが拾ったゴミも受け取って捨ててくれた男の子。彼らも、ポイ捨ては悪いことだとは分かってはいるのです。ワルな行動がかっこよく思える年頃なのだと理解を示しつつも、「本当はとてもカッコ悪いってこと、大人になるまでに知ってほしいな」とぶちねこなみさん。
実はこの公園の植え込みにはいつもごみが捨てられており、その日もゴミを見つけたぶちねこなみさん。子どもに注意した大人がこれを無視するわけにはいかないと、そのゴミを持って帰ったのでした。
ゴミ箱が無いから、みんながやっているから……そんな理由でゴミを捨てる大人もいるけれど、少年たちには見知らぬ人にとがめられた経験や今ある良心を忘れずに大人になってくれたら……とぶちねこなみさんはつづっています。
誰かに注意するのは勇気が要ること。ぶちねこなみさんの注意を男の子たちは素直には聞いてくれなかったけれど、彼らを否定をせずに行動で示したからこそ、考える機会をあげられたのではないかと思います。悪いとはわかってる、でもやってしまうこと。それでも、誰かに指摘されたり、叱られたりした経験はきっと大人になってからも心に残るのではないでしょうか。
読者からは「すごい!ゴミ捨てを注意する勇気、ステキです!」「大人が軌道修正してあげれば、悪くも良くもなれるんだと思います」「少年を否定しない、なんて素敵な対応〜 子供達にその後も考えさせる…多くを語らない伝え方素晴らしいですね」など勇気と対応の仕方に感心するコメントが寄せられています。
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