合コンで知り合った女性とのデート中、別の女性から連絡が。「実はすごくタイプでした」。申し訳ないとおもいつつ、お断りの返事をすると、実はデート中の女性が仕組んだ「テスト」だった。ゆ、油断できねぇ……。こんな風に、どこか危険な香りを漂わせる女性たちのアタックを描くのが、漫画「ヤバイ美女とテルオくん」です。
「ヤバイ美女とテルオくん」は、そろそろ谷川(@srsr_TANI)さんによるギャグマンガシリーズ。SNSを中心に展開されており、言動が突き抜けた「ヤバい美女」ばかりが登場します。作者のそろそろ谷川さんは、別の意味で突き抜けているOLを描いた「耐え子の日常」でも、おなじみです。
モテ男の主人公テルオはある日、食事会という名の合コンで知り合ったサオリさんといい感じに。なんとか初デートにこぎつけ、2人でお茶をすることになりました。と、食事会に来ていた別の女性・桜子さんからLINEが入ります。
「実はタイプでした」という桜子さんからのメッセージには、「サオリには内緒で会ってもらえませんか?」との提案が。いま目の前にいるサオリさんには絶対に見せられない文面です。ドキドキしつつも「すみません! サオリさんとデートさせていただいてるので」とお断りの返事をします。
すると、サオリさんが「それ送ったの、わたしなんですよ」といきなりの告白。は!? と驚く間もなく、「桜子のスマホを借りて試させてもらいました」と畳み掛けてきて、「合格です」と瞳孔の開いた笑顔を向けてくれました。合格の喜びよりも恐怖の方が勝るし、一瞬たりとも気を抜けねぇ!
テルオがまた別の女性とデートしていたときのこと。彼女が路上ライブに反応。しかしふと見れば、歌っているのはなんとテルオの元カノではありませんか。彼女はそんなことなど知るよしもなく、「よいメロディですね」などと聞きほれている様子です。
元カノの歌が始まります。「昔付き合っていた男〜、すべてに面白みがなかった〜」。ヤな予感がします。「一緒にいてもつまんない〜」と歌は続きます。元カノによるディスソング、なかなかのパンチラインです。そして歌はサビへ。「その名は〜、照山テルオぉ〜」。新しい彼女の前でフルネームを歌い上げられて、なかなかの地獄です。
またもヒメコさんとデート中のテルオ。のどが渇いたので自販機へ。清楚でかわいい彼女とデートできる幸せをかみしめながら、ジュースを買います。と、振り返ればヒメコさんがイケメンと話しています。まさかこの隙にナンパ? 「やめてください!」。テルオはすぐさま彼女を助けに入ります。
するとイケメンは「え?」と驚いた様子。「いや、彼女からナンパしてきたんですけど」。んなアホなとおもいつつヒメコさんに確認すると、「はい、タイプだったんで」。タイプだったら仕方ないかー。デート中、別の男に声かけても仕方ないかー。ヒメコさんもしっかり“ヤバい美女”だったようです。
こうしてみると、デート相手に事欠かないモテ男・テルオですが、相手に飽きられてしまうこともままあるようです。「モテ」における瞬発力と持久力の両立の難しさ――ヤバい美女たちの言動は、そんなことを教えてくれているのかもしれません。
- 作者ブログ:「耐え子の日常&そろそろ谷川の漫画」
ケンカの仲裁
急に後ろに隠れてくる
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1分の3くらいの過剰な愛情。