転職サービス「doda(デューダ)」が「平均年収ランキング2020」を発表しました。2020年の平均年収は、昨年から1万円増の409万円でした。
調査の対象となったのは、昨年9月から今年8月までに「dodaエージェントサービス」に登録した約40万人。このうち、20歳〜65歳までの正社員の平均年収(支給額)と、生涯賃金からデータを算出しています。
職種別ランキング
職種別の平均年収ランキングでは、1位が「投資銀行業務」(819万円)、2位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(748万円)、3位は「戦略/経営コンサルタント」(724万円)と、「専門職」が上位を占める結果となりました。
また、5位には「業務改革コンサルタント(BPR)」(688万円)、7位に「リスクコンサルタント」(668万円)ランクイン。2019年に引き続き、トップ10の半数の職種が金融系専門職か専門職という結果になりました。
業種別ランキング
業種別の平均年収ランキングは、1位は「投信/投資顧問(金融)」で673万円(昨対比+25万円)、2位は「たばこ(メーカー)」で641万円(昨対比+50万円)、3位は「医薬品メーカー(メディカル)」で629万円(昨対比+29万円)となりました。
2019年と比較すると、1位の投信/投資顧問は不動で、2位と3位は順位が入れ替わっています。トップ10を業種ごとの大きなカテゴリで見ると、「メーカー」「金融」「メディカル」系の3業種がそれぞれ3つずつランクインする結果となりました。
コロナ禍の2020年ですが、職種別・業種別の平均年収の傾向は、2019年と同様の傾向が見られています。デューダ編集長の喜多恭子さんによると、今回の調査データは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大前の期間が含まれていることもあり、年収への顕著な影響などは見られなかったとしています。2020年の9月以降から来年の夏にかけてはどのような変化が起こるのか気になるところです。
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